一昨日、イスラム国(IS)がアブ・ウマル・アルシシャニの死を確認しました。
米軍の空爆によりモスル近辺で死亡。
ロイター通信時代、アルシシャニはISの重要人物としてかなり注目していました。
(Source)
過激派イスラム系のテロ組織は、通常は司令官が殺されてもまた次に新しいのが出てきます。
でもアルシシャニは特別なケース。彼の後継者はそう簡単にみつからない。
アルシシャニは自称チェチェン人(実際はジョージア国出身)。肌は白く、髪も真っ赤。「ISのテロリスト」と聞くと想像する人物像とはちょっと違います。ISも、彼の西洋人のようなルックスを使い、彼をフィーチャーしたプロパガンダをたくさん世界中に発信してきました。
彼に憧れて、世界中から(特にコーカサス地域・東ヨーロッパから)ISに入るために2012年から何百人もの人がシリアに。
IS内でもかなりの影響力を持っていたアルシシャニ。彼の名は「martyr(殉難者・犠牲者)」としてこれからもISのプロパガンダに使われていくでしょう。
On a separate note...
フランスのニースでテロかもしれない事件が起きましたね。
仏ニースの花火客にトラック、70人死亡 100人けが
http://www.asahi.com/articles/ASJ7H2C36J7HUHBI00B.html
犯行声明はまだ出ていないですが…。トラックの中に武器が見つかったことから、テロではないかと言われていますが。
この流れからすると、ISでしょうね…。
今はテロとは全然関係ない仕事をしてますが、やっぱりこういうの気になってしまう。
暗いニュースが続きますが、みなさん今日も一日頑張ってください…!
Have a wonderful day :)