愛するものや信じるものが、ひとりの何でもない男をどこかへ連れてってくれます。

切り絵アーティストHachiは芸術というものに恋焦がれ、振り向いてほしくて、褒めてほしくて仕方がない男です。

作品を作り、デッサンの練習に明け暮れ、西洋絵画の歴史を学び、恋もあまりせず、ジョギングをし、勉強の読書をする、面白くも何ともない男です。

そんな男を、芸術の神様はかわいそうに思うのか、いろんな景色を見せてくれたり、いろんな人物に会わせてくれたりしました。

ダウンタウン松本さん、バイきんぐ小峠さんやダイアンのテレビ番組に出演できたり、デヴィ夫人や吉幾三さんに作品を届けることが出来たり、山田洋次監督からお手紙やお花を頂いたり。

最近は、初めて会う人々を巻き込んで作品をつくったりしました。

 

そしてまたひとつ、新しい景色を見ることができます。

 

5月12日、姫路で開催される「美と健康フェス」で、切り絵パフォーマンスと作品展示を行うのですが、Hachiの作品展示の部屋に先輩画家の作品も同時に展示させて頂くことになりました。

 

土井六郎氏。

 

不思議な縁でむすばれたコラボ展示となります。

当日はそのお孫さんが画家とHachiの作品販売を担当いたします。

情感豊かな油絵画家、Hachiの切り絵。二人のアーティストが時を越えて共演いたします。

世界遺産姫路城を生んだ地、姫路市で感性を育み、芸術に魂を委ねた二人です。

どうぞ心ゆくまで堪能していただきたく思います。

土井六郎 プロフィール
1912 年 兵庫県姫路市出身 師:中村研一・青山義雄
1934 年 川端画学校修了
1938 年 帝国美大(玄武蔵野美大)卒/国画会初入選 以後、1953 年まで出品
1953 年 日展初入選。以後 6 回連続入選
1991 年 環境庁の環境月間ポスターに、昭和 32 年第 13 回日展入選作「秋の山」が採用
1995 年 光風会会員在籍 30 年以上にて表彰を受ける/世界芸術協議会 PARIS 展にて世界芸
術大賞受賞
1996 年 第 4 回ミレー友好協会展「富山県教育長賞」受賞/仏ミレー展「凱旋門賞」受賞
1997 年 仏ミレー展「審査員特別賞」受賞
1998 年 仏ミレー展「グラヌーズ賞」受賞/ル・ペルー市名誉市民
1999 年 第 7 回ミレー友好協会展「NEC ドキュメンテクス」受賞/仏ミレー展「グラヌーズ
賞」受賞/仏政府公認「ミレー友好協会」日本支局参与/光風会永久会員
同年 9 月 25 日逝去

 

 

切り絵アーティストHachi
写真:林真衣/カメラマン(ギャロップ林氏の奥様)
 

 

【Hachiの傷まみれのヒストリー】
【絵画教室のことがわかるブログ】
【Hachi作品が鑑賞できるギャラリー】
【Hachiの作品依頼ができるページ】