ティモテピュア クレンジングシャンプー 解析 | かずのすけの化粧品評論と美容化学についてのぼやき

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美容と健康、美髪と美肌にまつわるケミカル裏話を美容に詳しい「化学の先生」が分かりやすいコラム形式で徹底解説!
美容業界を取り囲むウソ情報を見破る術を伝授します。
化粧品類の評価・解析も更新中。

 

 

 

ティモテピュア クレンジングシャンプー 解析

 

 

 

 
 
          洗浄力:★★★★★
      低刺激性:★★☆☆☆ 
      補修性能:★☆☆☆☆ 
       しっとり感:★★☆☆☆
      ハリコシ感:★★★☆☆ 
     サラサラ感:★★★☆☆
     ふんわり感:★★★☆☆ 
      さっぱり感:★★★★☆ 
ダメージヘア適正:★☆☆☆☆   
スカルプケア適正:★☆☆☆☆  
      価格適正:★☆☆☆☆  (500ml:980円) 
  
      総合評価:★☆☆☆☆  

 

 


まさに「オーガニック詐欺」の真骨頂とも言わんばかりのシャンプー。


オーガニックというのは本来

「化学肥料を用いない野菜」などのことを言う

食べ物にまつわる言葉ですが、


まぁ化粧品に置き換えるなら

「化学合成原料を用いない」

という意味に捉えるのが最も的確なのかと思われます。


しかしこのシャンプーは合成洗剤であるラウレス硫酸Naから始まり

カチオン化ポリマーや本来シャンプーに入れるべきでないカチオン界面活性剤など

合成化合物盛りだくさんな内容となっていますね。


「オーガニック」と名乗る由縁はどうやら、

「オーガニック認証成分」をひとつ配合しているから…だそうです。
…それがチャ葉エキスって(^_^;)安上がりですね(笑)

この定義は無理がありすぎでもはや笑えてきます。

これだとエッセンシャルオイルがちょっとでも配合されていれば

全部オーガニックになってしまうので、

むしろオーガニックじゃないものを探す方が難しくなりますよ。


まぁそもそも化学物質の固まりとも言える化粧品に、

オーガニックなどという概念を求めることがそもそも誤りなのです。

本当に洗浄成分をシルト(泥)やパパイン(タンパク質分解酵素)、
界面活性剤に天然界面活性剤のレシチンやサポニンを使えば、
なんとか作れないでもないかもしれませんが…
化粧品として十分な効果は絶対に得られないでしょうね(苦笑)




さて内容を見ていきましょう。

ラウレス硫酸Naは洗浄力が高く、粘膜に対する刺激も強い

出来れば避けたい洗剤ランキングナンバー2あたりの洗剤です。


それにコカミドプロピルベタインで刺激緩和がなされていますが、

まぁ気持ち程度のおはなしです。

塩化ナトリウムで粘性をプラスし、

茶葉エキスはタンニン(苦味成分)を多く含むので

地肌を引き締める収れん作用と保湿作用があります。

トレハロース・アルギニン・マルトデキストリンは

糖やアミノ酸などの効果でこれも保湿作用がありますね。


なんとなくサラッとする成分として、

カチオン化ポリマーのポリクオタニウムと、

カチオン界面活性剤が配合されています。

カチオン成分は地肌に刺激が強いのでシャンプーの配合は出来るだけ避けたいところなのですが、、



…というわけで全く面白いところがない
(ツッコミどころたくさんありますが)

普通の市販レベルのシャンプーです。

なのに価格は市販レベルとしてはかなり高価ですので、

相対的に総合評価も落とさざるを得ませんね。




水、ラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、塩化Na、チャ葉エキス、トレハロース、アルギニン、マルトデキストリン、ポリクオタニウム-10、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、PPG-7、イソプロパノール、クエン酸、水酸化Na、硝酸Mg、EDTA-2Na、安息香酸Na、メチルイソチアゾリノン、メチルクロロイソチアゾリノン、香料




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