戦争を題材にした物語は なんとも言えないくらい 息が苦しくなる
ただ
これだけで 知ったつもりになるのもよくないけど
あまりにも 戦争のことを 私は知らなかったんだと
日本万歳 の中にある見えない思いや
ノーと言えない世の中の流れ
流されると
それが 当たり前になってしまう
恐ろしいことも 繰り返されれば それが当たり前に思えてきたり
溢れる情報の中で 周りがこうだ! といえば
そうだ! となる
一匹のゴキブリのような
集団心理 。
それでも 心は流されず
守りたいものの為に散っていく思い
そんな中でも 自分の信念を貫く思い
死を目の前に
生き延びれるかもしれない蜘蛛の糸のようなチャンスも
知ってしまった以上 自分だけ助かることはできない と
きっと そう思ったんじゃないかって
貫き通したい思いも
あまりの酷さ 自分の無力さ
思いと現実の矛盾に限界はあるんだと思う
どんな思いも 自分の為じゃなく散っていったこと
そこに 悲しいながらも日本人を感じてしまったこと
この時の日本は最低だったけど
でも、最低があったから 今があって
守るために命を落とした人たちが 無駄になることはなかったんだと
今に ちゃんと繋がってるんだと
平和ボケしてしまった今を
大切に 過ごさないと
平和も 慣れてしまうと ボケがつくんだ (笑)
戦時中を生きた人がいなくなっていく世の中
大切な一冊になるといいな と 思った本。
10代 20代 には 読んでほしい本 。