こんばんは。


大人でも読める面白い少女漫画をオススメするこの企画‼︎


今回ご紹介する漫画は「青楼オペラ」です。
1巻~3巻

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著者:  桜小路 かのこ
ベツコミ  小学館 


全体的オススメ度
★★★★★

恋愛度
★★★★★

ストーリーの深さ
★★★☆☆

テンポの良さ
★★★★☆



桜小路先生の作品は結構、お話の筋がしっかりしていて、読んでいくと引き込まれます。
 

「BLACK BIRD」もかなりお勧めの作品です。


「BLACK BIRD」は私が漫画にハマり始めて間もない頃に読んだのですが、これを読んだ後は本当にひとつの長編映画を見たような満足感でした。


「BLACK BIRD」も早くここでご紹介したい!


紹介したい作品が日に日に増える一方、ここで紹介するペースが追いつきそうにありません(笑)




さて、この「青楼オペラ」は江戸時代の吉原遊郭が舞台。



ヒロイン朱音(あかね)は武家出身の一人娘なのですが、両親を何者かに殺され、御家取り潰しになります。


記憶の断片である犯人の腰の三日月のあざを手掛かりに自ら真相を突き止めるため、大見世(ランク上の見世)の曙楼に身を沈めることを決意します。

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そんな中、高利貸しの若旦那、近江屋惣右助に出会います。

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この出会いの時点で惣右助は既に朱音を知っていそうな雰囲気を醸し出しています。

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その後、惣右助は朱音のいる曙楼を訪れ、朱音を落籍したい(身請けしたい)と言いだします。

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惣右助の異様なまでの「武家嫌い」や朱音への気持ちの真相など、謎の部分も多い彼に戸惑う朱音。

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また、昔より朱音の家に仕えていた利一郎は、出家先を出て、朱音を守るために曙楼で働くことにします。
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この利一郎の朱音への忠誠心も、昔仕えていただけではないそれ以上の想いがあるようにも感じられるのです。




この作者さん、本当に切なくて、それでも熱く湧き上がる相手への想いなどを描くのが上手い。


利一郎から惣右助のことを聞かれ、答える朱音ですが…
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もうこの時点で惣右介への想いはダダ漏れです。


また、惣右助も
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言葉とは裏腹に朱音への想いが

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こちらもダダ漏れ(笑)


朱音は自分の果たすべきことを成し遂げる為に惣右助への想いを断ち切ろうとします。
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「BLACK BIRD」の時は初期部分は特に表情が若干乏しかったりしたのですが、キャラクターの表情もしっかり出てきています。


また、コマの魅せ方も上手くなっている気がします。


ドラマのワンシーンを見ているような、魅せ方が上手い。


もともとお話しの筋がしっかりしているだけあって、更に読み応えが出てきている感じ。



そして、そして…

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ほんとに切なく、きゅーんとくる場面が多いこと!

困ったもんです(笑)さすが桜小路先生。


本当に良い場面は敢えて載せてませんので、ぜひ実際読んでお確かめください(笑)


1、2巻は同時発売だったのですが、3巻はより面白くなってきてますよ。


切ない恋愛色の濃いものをお求めの方、これはかなりお勧めです!


また読みたくなってきた~。では3回目行ってきまーす(笑)





こんにちは。



大人でも読める面白い少女漫画をオススメするこの企画‼︎


今回ご紹介する漫画は、「センセイ君主」です。
1巻~8巻
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著者:  幸田 もも子
別冊マーガレット  集英社



全体的オススメ度
★★★☆☆

恋愛度
★★★☆☆

ストーリーの深さ
★★★☆☆

テンポの良さ
★★★★☆


幸田先生と言えば、映画にもなった「ヒロイン失格」が有名ですよね。


ヒロインの当て馬役の弘光くんはヒーロー役の利太よりも支持派が多いのでは?というくらいカッコ良く、人気のキャラクターでした。


弘光くん、ヒロインのはとりに対して結構するどい、的を得た発言をしたりします。


「ヒロイン失格」に意外に名言、金言が多かったのも弘光くんの功績によるところも大きい?かもしれません。


弘光ファンの皆さまお待たせしました(笑)


「センセイ君主」はそんな弘光くんのお兄ちゃんがヒーロー役の作品となります。


なので、ほんとたまーになのですが、弘光弟も出てきます。(ちなみに弘光は苗字です)


兄だけあって、高校の教師でもある弘光先生も今回のヒロイン、佐丸(さまるん)にすぱーんとクールに鋭い発言を浴びせまくりです。

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これで、何となくキャラ設定がお分かりでしょうか(笑)


今回のヒロイン、さまるんは弘光先生の教え子です。
さまるんは、基本アホですが(笑)素直でバカ正直で真っ直ぐすぎる性格。
自分に自信がないくせにガッツはある。
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直球勝負しかできないので、傷つくことも多いのですが、これってスゴいですよね。
歳を重ねると、逆になりがちですから…


そんなさまるんが弘光先生を好きになり、やはり直球勝負で挑むわけです。


そんなさまるんに最初は全く動ずることのなかった弘光先生もつい、こんな事を言ってしまいます。
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弘光先生はさまるんに興味を持ち始めましたね。
まあ、もうこの時点で既におちてるってことなんでしょうけど。


まあ、その後どうなるのかはご想像通りです(笑)



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とにかく、さまるんは自分に自信が持てない。

「もっと自信持ちなよ。俺が好きって言ってやってんだから」と弘光先生も言ってるのに。


入ってこない時は周りがいくら言ってても入ってこないものです。


さまるんも不器用に苦しみもがきながら自分で答えを見つけます。
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結局、自分がそう感じた時、周りが言っていたことも自分に入ってくるんでしょうね。



またこの作品、「ヒロイン失格」でもそうでしたが、「顔芸」も健在です(笑)
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もっと顔芸あるけど、金言を沢山載せたいからこれだけにします(笑)
「あれ?…私、ギャグ漫画読んでたっけか?」と勘違いしまうほどです。


「くだらね笑」と笑って読んでるうちにテンポ良く話しが進んじゃってたりします。


それも幸田作品の特徴(笑)


さまるんの友人が案外、ハッとする事を言ったり、

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自分にとって「ありえない」と思うこと。

「そんなのありえないでしょ」
「そんな事するなんて、ありえないわ…」

でも、それ「先入観」だから。


 




途中、館くんというキャラクターが登場します。彼はさまるんに弘光先生との仲を学校にバラされたくなかったら、学校をやめろと脅してきます。


この館くんが出てくるシーンはそんなに長くはないのですが、なぜ彼がこんな態度に出るのか?
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なぜなら、彼は「拗ねている」から。 
じゃあ、何に拗ねているのか?

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はい。思い込みです(笑)


小さい時の経験から父親は自分を好きではないと思い込んでいるので、あらゆることをその証拠にしてしまうんです。


結果、拗ねたまま成長。



その館くんに弘光先生はすぱーんとまたもやクールに言い放ちます。

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館くんは本当は「親とは上手くやっていかなきゃ」と思ってたんだ。お父さんに認められて、好きになってほしかったんだ。


親と上手くやれなくてもいい。

弘光先生、言っちゃったよ(笑)


もう拗ねなくてもいいんだよってことですね。 




話の筋から逸れましたが、この作品、読み進めていくとこんな感じで意外と目に留まる言葉やシーンがあったりします。





最後に、私が一番言われてみたい言葉で今日は締めたいと思います(笑)


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以上(笑)


気になる方はぜひ、読んでみてください。






こんばんは。


大人でも読める面白い少女漫画をオススメするこの企画‼︎


今回ご紹介する漫画は、「うそカノ」です。
1巻~6巻
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著者:  林 みかせ
LaLa  白泉社



全体的オススメ度
★★★☆☆

恋愛度
★★★☆☆

ストーリーの深さ
★★☆☆☆

テンポの良さ
★★★☆☆


私はkindle派。基本、kindleの中には私が面白いと思うものしか入れないことにしています。

目安として、オススメ度★が3つ以上で私のkindleコレクションに入る事が許されます(笑)




この作品を全体的に分かりやすく表現するならば、


ほんわか~として、


ほのぼの~として、


若かりし頃の(笑)ちょっとした相手のしぐさ言動にドキドキしたりいちいち気になってしまうような


そんな初々しさが懐かしい、可愛い高校生のバカップルぶりを描いている作品です。


またもやでました。バカップル(笑)


でも、癒やし系のバカップル漫画「ハニー」と違うのは本人達はバカップルという認識はありません。


ヒロインは好きになってもらおうと必死だし、相手の男の子も恋愛心理学の本を読むくらい、これまた余裕はない。


お互いが手探り状態なのでございます。


本人達はそれぞれ必死で思うこともあるのですが、周りから見れば単なるイチャコラ。


最初こそ「うその彼女」から始まるという設定的には珍しくないスタートではありますが、単なるきっかけにすぎません。


そこはそんなに引っ張らないんですよ、この作品。


実質、「うそカノ」からすぐに「ほんカノ」になってます。


だから面倒くさくなくていい(笑)



それと、この作品には嫌な感じのキャラクターが一切出てきません。


強いて言えばヒロインの妹がシスコンで面倒くさいくらいですかね(笑)


だから安心してほのぼのと2人の実にゆっくりな恋を見守ることができます。




ほんとゆっくりです。


6巻まできても、まともなキスもまだなので(笑)




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はい、あらすじです。

最初の出だしは、題名通り、ウソの彼女のふりから始まります。


ヒロインの神宮寺すばるは、ちょこちょこ保健室のお世話になることが多く、

そこで特進科の入谷くんと出会い、ずっと片想いをしていました。


入谷くんがとある事情により、
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とつぶやいたところ、これが近づけるチャンス!と「うそカノ」を自ら提案します。


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スタートこそ「うそ」から始まっていますが、結構最初から入谷くんもすばるのことを気にかけているのが分かります。

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そして意外とすぐに「ほんカノ」になります。


頭も良く、スペックは高い入谷くんですが、今までそんなに人自体に興味がなく、クールな感じの印象。


そんな彼なので、気持ちの表現も分かりにくかったりします。



逆にすばるは妹も心配するくらい、不器用でとても素直な性格。
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どちらかと言うと、物事を複雑に考えず、何でも素直に捉えるので、これが彼女の良さでもあります。


この作品がほんわかした雰囲気なのも、すばるのこの性格によるところも大きい。



入谷くんは言葉にこそ出しませんが、すばるへの思いはダダ漏れです。
そんな素直じゃない不器用な態度がいわゆるツンデレということになるのでしょう。

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入谷くんのクラスメイトが2人のいちゃいちゃぶりを見て、自分達の非リア充ぶりを嘆いているシーンが面白い。
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すばるの幼なじみでもある和久井くんが当て馬役として頑張りますが…
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作品の穏やかな雰囲気は終始変わりません。


女性は「言葉にして表してほしい」という傾向がありますが、
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言葉にして言ってくれることが全てではなく、


気持ちを素直に表現するのが苦手であったり、不器用であったりするのかもしれない。


求めることばかりでいると、見落としがちなのかもしれません。


意外にもあの人のあの行動があの言動があなたの為になされていたということを。
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そんなことを思い出させてくれる作品かもしれません。