こんにちはアドバンス ロルファー™のユキです
★筋膜のことはほとんど解剖学書に載っていない★
先日の『筋膜の真実と腰痛との関係』の記事。
※まだ動画を見てない方は上記記事よりチェックしてくださいね!
そちらで紹介した、この動画のポイントを
ロルフィング®的もしくは私的に少しずつ解説していきます。
これまでに
『筋膜は慢性痛の鍵?』について、
『肥厚な筋膜を手術で切開』について紹介してきました。
今日は
★筋膜のことは解剖学書にほとんど載っていない★
…ということについて。
アナトミートレインのトムもよくセミナーで言っていたり、
ロルフィングの先生も口々にする言葉ですが、
実際に有名な解剖学書を見ても
なかなか筋膜の絵や説明は他のことに比べ登場回数が少ないです。
詳しい先生の話によれば、
長い歴史の中で、
人の体を知るために行われた解剖は
メスを使うことで筋膜を切って、その下にある筋肉や内臓などを学んでいきました。
筋膜そのものではなく、
筋肉や内臓など、
筋膜に包まれているものが
重要視されていたんでしょうね。
メスを垂直に入れたら筋膜が切れてしまうため
メスを垂直に使っては筋膜は知れません。
筋膜のつながりを知るためには
組織に並行にメスを入れる必要があります。
だから、垂直にメスを入れ解剖しながら
解剖学書を作っていく上で
筋膜が登場しにくかったんでしょうね
そんな解剖時のメスの話など、詳しくはロルフィングスタジオ380ブログからも。
(ロルフィングスタジオ380ブログ新しくなりました!まだまだリニューアル中ですが、よろしくお願い致します。)
私は国際筋膜研究会にも参加してきましたが、
筋膜についての、そういった解剖学書的なものができるまでには
まだまだかかるなぁ!と感じました。
そりゃぁ、500年の歴史に
すぐに追いつけるわけがありません
けど、科学の進歩もあり
500年はかからないだろうな
科学的にも学術的にも
あまり重要視されていなかった筋膜。
そこに注目し施術を始めた、
ロルフィングの創始者アイダ・ロルフ女史。
そして、していることを疑問視・軽視されつつも
結果を出し、継続してきてくれた、
ロルフィングの施術者であるロルファーの先輩方。
その強い気持ちがなければ
今わたしがこうやってロルフィングをしていることがなかったどころか
わたしがロルフィングを受けられることかなかったかと思うと
本当にありがたい
私も科学的実験はできないけど
できることをして未来につなげていきたいなと思います。
ロルフィングのセッションやワークショップ、セミナーなどで伝えることも私のできることだけれど、
こうやってブログという不特定多数に読んでもらえる媒体を使って
筋膜の事実や魅力を伝えたりすることなのかな、とも思います。
がんばろ。
※ロルフィング®、またRolfing®は登録商標、またロルファー™は商標です※
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