地獄の読書習慣 | 天然石ジュエリーのCanecryのブログ

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本が読めない。

当然ながら文盲とかそういうアレではない。読書が続かないのだ。

毎晩ベッドで読書をしてから就寝するのを習慣として定着させてから20年以上が経過したが、ここ最近はページが進まないのである。つまりは3ページくらい読むと意識が混濁してきて、気が付くと朝になっている、というような現象が続いている。

混濁した意識下で読んでいるので、3ページ読んだといっても、内容はほぼ記憶にない。当然、ストーリーが分からなくなるので、次に読む時には2ページくらい戻って読み直す。そして3ページ読んで2ページ戻る。3ページ読んで2ページ戻る。3ページ読んで2ページ戻るを繰り返しているうちに何が何だか分からなくなってきて、10ページくらい戻って読み直すことになる。

そんなことを繰り返しているうちに、調子がよくて半分くらい進んだ本でも、どんどんどんどんページが戻り、驚くべきことに、半月も読んでいる本ですが、なんと初心にかえって最初から読んでおります、なんてことが頻繁におこるのである。

しかし、最初に戻ったといえ、途中までは一度読んだ本なので、サクサクッと進むんじゃないの?と、お思いでしょう。違う。残念ながらそうはならない。読み直すのはなんだか退屈でダルいので、我慢して読んでいる感が強くなって、さらに意識が遠のくのだ。結果、晩に2ページ読んで翌日2ページ戻る、みたいな感じに状況が悪化する。

こうなってくると、もう何もかも面倒臭くなって、その本を放り出して、次の本を読みましょう、ということになる。最初のページに戻っているので実質読んでいないのと一緒である。幸いなことに本屋には頻繁に行くし、ネットで気になる本があれば即買いする習慣が身についているので、本は沢山ある。そんな状況で次の本に手を出し、そしてまた同じことを繰り返すのだ。

わたしはこの現象を ”未読ループ” と名付けた。

挙句の果てに、本屋に行った時に、なんだか気になるなぁ・・・と思って買った本が、 ”未読ループ” した本で、わーい!同じ本が2冊になったよ!なんてことも起こる。そりゃあ途中まで読んでいるのだから気になるはずである。内容は半分知っている(ようで実は知らない)。

よく、読書をすると賢くなる、語彙も増えるし知識も増える。だから本を読もう!とか人は言うが、わたしに限っていえば、なんだかどんどん馬鹿になっている気がするのだ。ひどい。

読書は人を賢くしない。齢40を過ぎてそんなことに気付く。世間で言われていることは、あくまで世間一般のことで、わたしに当てはまるとは限らない。世知辛いものである。

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おわり。