ミュージカる、それが生きる | 立命館ミュージカルサークル

立命館ミュージカルサークル

立命館大学・同志社大学を中心に活動するミュージカルサークルです!毎週月、土曜日に中京青少年活動センターか立命館大学内にて活動しております。立命・同志社生は勿論のこと、男性や他大学の方も大歓迎です。新入部員募集中\(^o^)/ 見学もお気軽にお越しください。

※この文章は2018年10月に作成されたものです※

お初にお目に掛かります、5期生の中谷桜と申します。さくらという可憐な名前ですがその実態は大分やかましく、先輩の周りを飛び跳ねたり同輩に抱きついたり、非常にテンション高く毎日を送っております。

立命館大学に入学し、この立命館ミュージカルサークルへ加入したのは5月のこと。既に数ヵ月の間、ここで一員として活動をさせて頂きました。

いやあ、楽しい!!!!

まずはその言葉が何より先です。ほんっとに楽しい❗
毎回の練習が嬉しくて嬉しくてたまりません。

だってミュージカルができるんだもの!

私は伯父の影響で、2歳の頃から劇団四季のミュージカルを観てきました。まだ舌足らずで物心も付かない子供が目にしたのは、あの「美女と野獣」の世界。野獣の登場シーンで怖くなり、顔を覆って指の隙間から舞台を眺めていたことは今でも覚えています(笑)。しかしそれは逆に言えば、そこまでしてでも舞台を見続けていたかった、ということ。年相応に騒ぐことなくただじっと食い入るように観ていた当時の自分は、きっとその時から魂ごとミュージカルに惚れてしまっていたのでしょう。

ミュージカルこそが私の家であり、窓であり、夢でした。毛布より温かくて誰より優しい、本当に安心できる場所。どんな景色でも目の前に広げて、数えきれないくらい色んな世界を教えてくれるもの。そして、見終わった瞬間目をきらきらうるうるさせて、この胸を生きることの喜びでいっぱいにしてくれるもの。それが私にとってのミュージカルでした。

ミュージカルは辛い時にも支えてくれます。今日まで生きてきて、人生に絶望を味わった事は幾らでもありました。息をするのも嫌だ、もう辞めてしまいたい、そう思ったことも。だけど、そんな私が踏み留まり、希望をもう一度探そうとできたのは、ミュージカルのお陰でした。
ミュージカルを観た時の、あの何とも言えない高揚。
それは、「ここに存在するって嬉しい❗生きるって素晴らしい❗」という喜び、最高の多幸感です。
その感覚を昔から味わっていた私は、知らず知らずの内に「様々な事が起きるけれど、それでも生きていたら良いことがある!」という考えを根底に持っていたようです。
だから、傷付きながらも生きることを諦めきれなかった。どれだけ苦しくても、「だいじょうぶ、いつかきっと光に出会える!」と、日々の生活に喜びを探せた。何度裏切られても、「誰かを愛するってすてき!私は人を愛していたい!!」と笑顔を浮かべられた。ミュージカルが無ければ、私は希望に背を向けたままだったかもしれません。私が救いの手へと心を開き、「生きる」事に向かって歩いて来られたのは、絶えず生の尊さを教え続け、それを信じさせてくれたミュージカルのお陰です。

ミュージカルって、素晴らしい。
ミュージカルは、私の命。

私は今、とても幸せです。ようやく自分がミュージカルを贈る側になれたから。これまで舞台に立つ機会を渇望しつつ殆ど恵まれてきませんでしたが、大学に入り立命館ミュージカルサークルと出会い、やっとミュージカルを上演する事ができるようになりました。まだまだ未熟なのは自分が一番よく分かっています。でもだからこそ私は練習が好き。人に感動を届ける、人を救うための道だから。だから私はこの立命館ミュージカルサークルが大好き。私が願ってやまなかったミュージカルを、本気でやらせてくれる場所だから。

もちろん、サークルはメンバーもとても魅力的です。熱すぎる想いを表現しても優しく受け入れてくれる先輩、愛を伝えるべく手を広げれば抱き締め返してくれる同輩。みんなみんな、私を私で居させてくれる、大切な仲間です。かけがえのない人達です。大好き❗


秋公演が終わったばかりですが、冬の公演へ向けサークルは既に動き出しました。これから厳しい練習が待っているでしょう。でも決して逃げません。

かつて自分が救われたように、誰かに本物の感動を、命の喜びを伝えたい。それが私の目標です。その為にミュージカルをする、「ミュージカる」ことが、私にとっての「生きる」こと。私はただひたすら、生きていたいと思います。


今のこの日々に感謝して。仲間と共に、頑張ります!