次はSクラスの神宮司レン を攻略(ゲームネタバレ注意)
どこの乙女ゲーにもいる、プレイボーイキャラである。
フェミニストと思いきや、歌に対するやる気がなく、作曲家志望として歌の練習をしようと言う主人公に恐ろしく冷ややかな対応をすることがあるため、やる気のある聖川よりも序盤精神的ガッツがいるシナリオとなっている。
ちなみにレンは聖川財閥と敵対する神宮司財閥の末っ子なため、聖川とはライバル関係にあり、聖川シナリオの時は暇さえあれば主人公を犯しに来てくれた
聖川が長男ゆえに家をつがなければいけないのとは逆に、レンは末っ子ゆえに家督をつげないことが劣等感となり、享楽的でやる気のない性格になったという設定である
このように乙女ゲーの男たちはイケメンの割に100発100中コンプレックスの塊で、どんな能天気な奴でも何か悩んでいる
乙女ゲーの予備知識が全くない人が、王子様みたいな男にひたすらちやほやされるゲームと思って乙女ゲーをやると、豪華客船に乗ったはずがガレー船だったみたいな気分になるので、ぜひ「イケメンを介護するゲーム」と思って挑んでほしい。
身体的にも乙女ゲーの主人公はヒドイ目に会いがちであり、颯爽と助けにくるイケメン!を演出するために、輩に絡まれたり、頻繁に拉致されたりしている、もはやクッパがさらいに来ても驚かない。
うたプリの主人公も例にもれずデカい落とし穴に落ちたり下記のような状況になったりする
図を見ただけで大体理解してもらえたと思うが
学園長の手により月行きのロケットに縛り付けられた主人公、止めるにはレンと聖川が同時に停止スイッチを押すか、学園長を倒すしかない、しかし1mの鎖でつながれた状態の二人には同時に離れた位置にあるボタンを押すことができない…という状況である
なにいってるかわからねえと思うが俺もなに言ってるかわからない
しかし、ボタンも押せず学園長も倒せず発射3分前になったところでレンが「俺の腕を切り落とせ!」という学園乙女ゲーではまず見られない提案をしてくる。
もちろんこのまま、ワンピース第1話!シャンクスーー腕がっ!みたいなことにはならず、ロケットは停止されたが、素っ気ないそぶりを見せるレンも土壇場になると、このように優しい男なのである
しかし、三男の上に、父親から「こいつホントに俺の子?」と疑われ続けた(父母はすでに死去)という、NANAのシンのように、早く何とかしないとマリファナで捕まりそうなヘビーな環境で育ったせいか、なかなか素直にならず
寸でのところで「マジになってないですよ!俺をマジにさせたら大したもんですよ!」と往年の長州力ばりの土俵際の粘りを見せて、本当に最後の最後まで、好きだと言わない(聖川は割と早い段階で両想いになった)
しかし、助走が長いほど高く飛べる(助走で息切れする場合もあるが)の例にもれず、最後の告白は激アツ確変状態で、ヒューー!とアメリカンキッズのような口笛が出てしまった。
だが告白の中で、実は8月の時点で主人公のことを愛していたという、意外と早い時点で落ちていたことが発覚(告白は3月)
貴様よくも半年以上も粘ってくれたな
かと言って8月で終わられても困るのだが、溜めた分だけ(色んな物を)ラストはベッド押し倒し暗転エンドで終わる
もちろんPSPのゲームなのでエロ描写はできないが、うたプリのエンディングは「描けないけどこいつらはヤりましたよ」とはっきり言っている感じがいい、テロップで※このあと二人は一発かましました、と入れてもいいぐらいだ(スタッフがおいしくいただきましたのノリで)
レンシナリオは最後の最後までヤキモキさせられた分、最後の興奮度が半端なかった、やはりチャラチャラしてるのが崩れる様こそ乙女ゲーの醍醐味である
次はオトヤ→トキヤの予定
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なぜこんな大事な時に単行本のことを無視してうたプリの話をするのか、と総ツッコミを受けたので、単行本もぜひよろしくお願いいたします
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