うたの☆プリンスさまっ♪【一十木音也】 | 猫痙攣

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鉄クズ拾い日記

一十木音也 攻略(以下ゲームネタバレ注意)



主人公タイプである

明るく人懐っこくて歌うことが大好きで、趣味がサッカーという実に爽やかなキャラだが、乙女ゲーでは必ずしもこういうキャラがウケるとは限らず、病巣がポケットからはみ出しているような男が一番人気を取ったりするので、この業界は複雑である。


とは言え、レンには最後の最後まで突き放され気味だったため、最初から屈託なく接してくれる音也には心洗われるものがあった。

しかし最初明るければ明るいほど、のちに虚淵玄もドン引きするような展開になるのではと思ったが、そんなこともなかった。

一応親がおらず、施設育ちという生い立ちはあるが、そこでの扱いが良かったのか、セレブ出身の聖川やレンよりもよほどまともに育っている。


恋愛面に関しては非常に簡単だった、聖川やレンが長々自分を説得していたのに対し、音也は全然自分の気持ちにブレーキをかけない、というかかけなすぎて、恋愛禁止を掲げている学校の全校生徒前で主人公と熱愛宣言をしたり、テレビの生放送で、主人公をさらったりしてしまう、君はアイドルに向いてないよ


ライバル役の一ノ瀬トキヤ が聖川シナリオのレンのように、軽く横恋慕してくるのかと思いきや、そんなことはなかったぜ!というわけで、終盤を残して、二人は早々に両想いになる


なのでそれ以降は早乙女学園の掲げる「恋愛禁止」と闘う話になる。


聖川とレンの場合、そんなルールより、家庭に問題があったり、本人に問題があったり、でなし崩しになっていたのだが、音也シナリオの場合、このルールとそれを掲げる学園長シャイニング早乙女との戦いになっていくのだ。


そんな正面から戦わなくても前例から言って「卒業オーディションで優勝すれば何となく恋愛も特例OKな雰囲気になってる」のに、と思わないでもないが、音也はまっすぐなので、学園長の命令通り、ビッグフットと闘ったりするのである、君はアイドルに向いてないよ


そして、卒業オーディションで優勝し、シャイニング早乙女に関係を認めさせること成功したのだが、あれだけ二人を別れさせようとしていたにも関わらず、認めるや否や「デビューしたらなかなか二人で過ごせないだろうから」と、二人に旅行をプレゼントするのであり、この世界の大人はなんなのだ。


よくわからんが、若い二人にさっさとやってほしいと思っているようだ、しかし音也は爽やかよりキャラなので、エンディングでの「戦いのノロシが上がってる度」が低かった、まあやっただろうけど


ちなみに音也は恋人がいてもミリオンが出せるアイドルになると言っていたが、恋人がいるアイドルの商品価値については、残念ながら「下がる」だと思う。

アイドルに恋人がいようがいまいが、自分と付き合ってくれる可能性はゼロに近いだろうが、もはや確率の問題ではなく、昔一緒に働いていた福山雅治の大ファンの人が「結婚してない以上は結婚できる可能性がある、今でもどうやったら彼と結婚できるか真剣に考えている」と言っていたが、そう言っている彼女自身が既婚者であった。つまりそういうものなのだ。


それに自分が100万枚CDを買って応援していた女が、どこぞのモデル崩れみたいなのとお泊りデートなどと報道された時の絶望感は想像するに余りある、まさに「オタクが育てて、イケメンが捕獲する」である



レンのシナリオの時は、お前どんだけ粘るねんと思ったが、逆に最後まで好きだと言ってくれない方がカタルシスが大きいし、あのレンが半年以上悩んでいたかと思うと面白いので、それも悪くなかったな、と音也を攻略して思った。






次は一ノ瀬トキヤ


ちなみに全キャラ共通で女装イベントがある

イケメンを女装させる萌えイベントは結構あるが、その場合イケメン+女装=美女という方程式が成り立っている場合が多く、「さすがイケメン様、女装すると骨まで削れるんですね!」というような、メイクとか服装以前に骨格まで女になってしまっている場合が多いのだが、うたプリの女装はどいつもこいつも「男が女装しているの丸出し」で好感が持てる。


特にトキヤなどすでにブスの領域であり「なんて誠実なゲームなんだ」と思った




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3冊無事発売いたしました。よろしくお願いいたします

ブスだけどマカロン作るよ (まんがタイムコミックス MNシリーズ)




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