2年ぶりの念願の再訪。
言わずと知れた夏目漱石の生家近くにあり、漱石先生も食されていたという1877年創業の老舗鰻屋さんです。
11:30開店ですが、開店前に並ぶことが多いので、11:00に少し前に到着で一番乗り美味しい鰻が待っていると思いながら、のんびりと待ちました少雨が降る中、後ろにも少しずつお客さんが並び、開店前には10人位以上は並んでいたようです。
ビルの1Fにある店内は、鰻の寝床のように奥に細長く、木の素材が温かい素敵な店内には鰻の芳しい匂いが棚に飾ってある器などを横目に、カウンター席に着席。
温かいおしぼりとお茶が出され、ホッ
カウンターには受け渡しの為の隙間を残し、レースのような布がかかっており、なんとなくこちらにとってもプライバシーが守られているような安心感があります
肝焼き ¥200をオーダー。
席についてから焼いてくれるので、20分以上待ちかと思いきや、3分ほどで全て到着
表面は香ばしく、身はふっくら柔らか。脂身のトロッとした口溶け感、たまりませんタレは甘み抑えめで幾分醤油がしっかりと、普段は手の字の甘めのタレが好きなのですが、このタレも大好き
ご飯にはタレが満遍なくかかってますし、炊き方も丁寧で一粒ずつ口に美味しいくてキュン
鰻とタレたっぷりのご飯を交互に、時折苦味の少々お焦げのハーモニーの肝焼き、お新香とお味薄めの肝吸いで味覚の変化を楽しみつつ、ペロリと完食ですm(_ _)m
カウンター奥では鰻を焼いているご主人と若旦那さんだと思われるお二方、ベテランおかみさんの優しいサポート、そして若女将さんのテキパキとした接客など…とてもほっこりとした暖かい雰囲気に気持ちまで癒されます
最後店を出る時にまで、さっぱりとしたとても感じの良い対応。老舗で、暖簾を早々としまうほどの人気店にも関わらず、この真摯で真心のこもったお店の方々のご姿勢…お店の方と話はせず、一方的な思いに過ぎないのですが…
静かな感動をいただきました
丑の日は鰻供養の為お休みなど、鰻に対する姿勢もとても素敵ですね。
そして、丁寧に焼かれた美味しい鰻を提供されているにも関わらず、このリーズナブルなお値段
(お値段はその時々で変わるようなのです。二年前は数百円お高かったです。)
自分でさえもこんな美味しい鰻が食べれるという希望
大きな支えです
今後は足繁く通わせていただきたいと思っています
大変ご馳走さまでしたm(_ _)m