先日、ちらとお話した、五番街、6部屋のアパート、
(ベッドルーム2つ、リビングルーム、ダイニングルーム、メイド部屋1つ、キッチン、バスルーム3つ)
180平米、セントラルパークが、リビングルームと主寝室から眼前に広がる高層階のアパートは、
お部屋全体を少なくとも1年がかりで全部直さなくては住めない状態にもかかわらず、
2日後にたくさんのオーファーが殺到し、すぐに売れてしまったというお話をしました。
註・
(こういうリフォームのことを、ガッツ・リノベーションと言います。まさに、直すのにガッツがいるから・笑)
それとまったく同じ見取り図のお部屋(正確にいうと、一つメイド部屋が少ない)が3階にも売りに出ています。
しかもこちらは、今年3月から市場に出ていて、一度値段も下げています。
でもこちらはなかなか売り手が決まらないの。
ちなみに内装はこんな感じ↓
壁はグレーにもかかわらず、南と西向きに窓があり、とても明るい。
目の前には、五番街の街路樹ごしに、セントラルパークが見えます。
こちらは、4,5年前に、ガッツ・リノベーションがされております。
かつてトライベッカに住んでいたオーナーのテイストは、ダウンタウン風。
しかも、すぐに売れちゃった高層階のほうは、メイド部屋はひとつですが、
こちらは、オリジナルで2つあり、一つはキッチンに合併し、もうひとつの4畳半ほどのお部屋はちゃんと残されております。
そしてすべてのお部屋に個別のバスルームがついています。
合計バスルームは3つ。
9月に一度値段を下げており、今、お値段はほぼ同じ。
実は、わたし、このお部屋とっても気に入っており、自分たちの買い替え用にどうかなと、夫にも見せたほどですが、3階という低層階が気になるということで彼は、ぴんとこないそう。
コンディションもうんとよくこのままでも住めるし、
緑の街路樹ごしに見えるセントラルパークは悪くないのに、確かになかなか売れません。
3階からの景色と、高層階からでは見え方が全然違うことが主な原因でしょうか。
不動産って面白いですね。
ニューヨークではよく、不動産の価値を決めるのに、
1にロケーション、2にロケーション、3にもロケーションと言いますが、
加えて、
眺望がよく、明るいということは、大きなプラス。
だから、言うならば、腐っても鯛、同様、
相当に古くても、高層階のほうが価値が高いんですね。特に五番街では。
かつてはその美しさで一世を風靡した往年の大女優が、年令を重ねても、
今風にきれいな若い女の子を圧倒する価値を備えている、
そんな感じかしら。
これから冬は不動産の物色のし時。 だと個人的には思います。
理由は、寒くって、週末、スキーにでも行かない限り、他にあまりすることがないから。 笑
しかもこの冬は、1991~93年ごろの停滞気味な市場にそっくりな感じになりそうな気がします。
サブプライムローンをショートし、ビリオンという富を築いた、あのジョン・ポールソンも、言っています。
今、不動産買いを勧める。
お金に余裕があるなら、子供たちのために、今こそ不動産を買うのがいいだろうと。
彼の予告は、今回も当たるでしょうか^^
それではみなさま、今日も温かくしてお過ごしくださいませ。