ご訪問ありがとうございますニコニコ

 

2年振りにブログを再開しましたが、

私自身の近況は、何の変化もない状態ですニヤニヤ

 

ずいぶん間が空いてしまったまま

ほったらかしにしてしまっていました。

 

図書室で文字が読むのが苦手な気になる生徒さんがいました。

その後ですが、

結局図書室に1度も来ることはありませんでした。

3年生ですでに忙しい時期だったし、

コロナもその後再び増えたことで

図書室の利用を制限することになり、

気軽に遊びに来てもらえる状態ではなくなりました。

 

先生を介して、リーディングトラッカーをお渡しして、

文章を読むのに使ってみて欲しいとお伝えいただきました。

 

ご報告していた支援の先生とその後

お話したのですが、

「うん、大丈夫だと思うわ」

という軽いお返事でした。

 

卒業直前に女の子とはちょっと会うことが出来て、

せっかく仲良くはなっていたので、

「高校生になっても頑張ってね!」と

その女の子に声を掛けるができたのでよかったです。

 

その頃、担当しているもう一つの中学でも、

先生の方から、

「絵本しか読んでこなかったので

本を読むのが苦手な生徒が複数いて、

読みやすい本を紹介して欲しい」

というご依頼がありました。

 

それぞれの生徒さん、

ルビのふっていない本は読めない、

マンガはどこを読んだらいいのかわからない、

5分で読めるシリーズのような、

短い文章に起承転結が起こるようなお話は

理解ができない、という特徴があるとのことでした。

 

ルビのある比較的読みやすそうな本をお伝えすると同時に

ディスレクシアについての資料もお渡ししていましたが、

読んでいただいた後、

やはり、

『学習障害にはあたらないと思う』

と言われてしまいました。

(これは前のブログでも触れていましたが)

 

言われてはいないけど、

「余計なことは言わないでいいよ」

と私には聞こえましたチーン

そして、また同じように言われたなと。

しかも、先生の言い方もちょっと言いよどむような、

ちょっと含んだ言い方でした。

 

それはそうだと思いますあせる

難しい問題ですし、

先生方には難しい対応だと思います。

ご本人や親御さんから言われたのならまだしも、

図書室をお手伝いしているだけのおばちゃんが

「気にしてあげて欲しい」といっても…

 

私なりに本を読んだり当事者の方のブログを読んだり

勉強は続けています。

 

支援学級の先生ともお話することができましたが、

とにかく対応が大変だとおっしゃっていました。

支援学級に来ている方は、

支援が必要との診断がされている訳ですが、

それでも誰1人支援方法が同じ方がいないので、

手が本当に足りていないとのこと。

 

その先生、おじいちゃん先生と生徒さんから呼ばれているほど

ベテランの先生なのですが、(おそらく退職して嘱託なのだと)

若かりし時は、あれこれと生徒さんの支援を頑張ったそうです。

 

文字に関しても、定期テストは直前に先生方から頂いて、

ルビをふったり、大きな文字で作成しなおしたりと

1人ひとりに合わせて色々なことをしたらしいのです。

 

いざ3年生になって入試を受けるにあたって

先生から校長先生にご相談されたそうです。

 

ここだけの話と言われていましたが、

すごく苦い顔をされたとのこと…

もう、本当に昔のお話しですあせる

今よりもっと理解されていなかったようです。

 

だけど、その支援の先生、

どうも何度も訴えられたようなのですが、

結局改善されず、対応していただけず、

入試では、何の支援も受けることができず。

それなら定期テストだけ、

ルビをふったり文字を大きくしても

本人が逆にかわいそうなのでと、

定期テストでも配慮はしなくなったそうです。

 

でも、入試でリーディングトラッカーの持ち込みを

許可されるなど、今は配慮がされているようですよ、

とお伝えすると、

とっても驚かれていました。

 

そのお話だけで、支援が必要な人たちの現場の様子が

垣間見れたようでした。

※それぞれの現場で実情や理解は違うと思いますが…

 

何より、きちんと診断のない生徒さんに私ごときが

何か力になれることがあるかなんて、

とても甘いことだと感じました。

 

実は他にもショックなことがあって、

ディスレクシアの資料を渡していた先生、

私には「学習障害ではないです」

と仰っていたけど、机にはその後、

学習障害の本が何冊も乗っていたんですよ。

 

だけどだけど、その春、

市の、支援を専門とする施設に異動になったんです。

 

私の方が一足先にお休み入って、お別れはもちろん、

お話もできなかったし、他の先生にも怖くて確認できなかったけど、

私のせいで、異動になったのではないかと、

とても落ち込みました。

 

先生の方で、志願して異動されておられたりしたら

少しは安心できるのですが、確かめることもできず。

 

まあ、そんな気にすることは何も無く、

元々予定していたから本が乗っていたのかもしれないし、

悪い方に考えないようにはしていますが…

 

この件に関しては何もできない不甲斐なさと敗北感と共に、

その後コロナも益々増え、学校での子ども通しの感染もあって

いくつも学級閉鎖があったり。

 

担当している一つの学校は、

図書室は学年ごと週一回のみの利用と決まり、

現在でも続いています。

もう一つの学校は

毎日利用はできるけど、

利用者は図書室に入る前に

クラスと名前を記入して入室管理することに。

 

いっきに図書室を利用する生徒さんが減りました。

本当に本が大好きな生徒さんと

続きものの続きを借りに来る生徒さんなど、

本当に数人の特定な生徒さんしか来ていません。

本当に寂しいものです。

…本好きの生徒さんとの濃いおしゃべりは、

それはそれでとっても楽しいですが。

 

週一回となった学校は、

とりあえずその曜日にたくさん来てくれるけど、

図書室の本を物色して終わってしまう生徒さんもいて、

次はまた翌週なので、また来てくれても1からで

相談に乗りたくても、なかなかコミュニケーションを築くのが

難しく感じています。

本の貸し出し数は、かなり減ってしまいました。

 

ということで、図書室から

読むのが困難な生徒さんを見つけて

少しでも力になれば、と思ったことは

難しくなりました。

 

だけど、勉強していてよかったなと思ったことが・・・

 

教室に入れない生徒さんが

何人か図書室で勉強されています。

 

ある日、別室の準備室で作業していると、

図書室で勉強されている生徒さんに付いていた先生が、

「りぼんのようなものはありませんか?」

と聞いて来られました。

「紐のようなものでも大丈夫です」と。

 

掲示板や図書室の飾りや、プレゼントの作成などで

そういう雑貨は色々取り揃えてありますグッド!

 

希望の長さを聞いて、お渡ししました。

 

何に使っているのかなぁなんて気にしていると、

図書室から、ワーワーと騒ぎ声が。

 

覗いてみると、先生が

「りぼんが結べないって、ヤバいって!

練習したら出来るから、頑張れ!」

と、言っていて生徒さんの方は、

「もう、何度も練習したけど、でけへんねって!

もういいねんって!ほんまにいいって!」

と言い合っていたのです。

 

先生は、とっても若い男の先生で

ちょっと体育会系。

その生徒さん、女の子ですが、

何かでりぼんが結べない、というお話になったのでしょう。

 

決して大声ではなく、先生は一生懸命励まして、

生徒さんがこれから困るだろうから

ここで練習しておこうと

りぼんを手に何度も説得していました。

 

学習障害について学んでいたので、

りぼんが結べなかったり、

自転車にのれなかったりという

不器用さの特徴が現れることもよくあるというのは理解していました。

 

教室に入れない、という生徒さんで

そういった困難を抱えていてもおかしくありません。

 

おせっかいだと思いながら、

「先生、そういったことだったんですね~

もう、りぼんくらい結べなくても、全然大丈夫ですよ~」

と近付いて、あとは女の子に、

「大丈夫、大丈夫よー

りぼんが結べなくても大丈夫。

りぼんがないものを選べばいいし、

もしどうしても必要なら、周りの人に

頼んだらいいのよー、大丈夫」

と軽めに、ちょっと肩をさすって言いました。

 

女の子がりぼんを結ぶって

遊びを通じて避けて通れなかっただろうし、

言葉通り、きっと何度も練習したのでしょう。

同じようなことを何度も言われて来たのだと思います。

 

先生の方は、

「ええ?ヤバくないですか?

練習したら出来ると思いますがねぇ…」

ともぞもぞ仰っていたけど、

生徒さんの方が、

「わぁホンマ? rura先生にそう言ってもらったら

何か大丈夫な気がしてきたわ~

もー先生、いいって言ってんのにひどいわぁ」

と膨れた顔をして、そして笑顔に。

元々、人懐っこくて明るい生徒さん。

 

先生も、

「まぁ、大丈夫か!」

と、最後皆で笑い合いました。

 

先生、明らかに理解が無いようでしたが、

何か感じ取って、後で調べてくれていたらいいのですが(^^;

 

私自身、もし知らなかったら

「私がりぼんの結び方教えてあげる!」

としゃしゃり出ていたかもショック

 

出来る事はあまり、というかまったく無いですが、

少しでも理解している人間が増えたら

過ごしやすくなる生徒さんがいるかもしれない・・・

と思っておこうと思います。

 

今クールのドラマ、

『金曜ナイトドラマ リエゾン-こどもの心診療所-』

面白くて観ています。

 

発達障害を扱ったドラマで、

色々困難を抱えた子どもが出て来ます。

障害を受け入れる親子のお話が出てきましたが、

私の勝手な感想ですが、

親から困難を気付いてもらえたお子さんは

まずはそれだけでも幸せだなぁと感じました。

 

本当に、勝手に言っていて申し訳ありません。

 

こちらに記したことも、まだまだ勉強が足りないので

誤解誤認があるかと思います。

先生のおっしゃったことも、私の理解不足もあるかもです。

図書室から、自分なりに思ったことを

綴ってみました。

 

長文、今日も失礼いたしましたm(__)m