恒例参拝とキネマストリートの今 | 涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

まさにタイトルどおり。まだまだやりたいこといっぱいあるんです。まさやんの曲からいただきました!

日記はまさにやってることやりたいことを書いてます。

土曜日。

恒例の京都参拝に行ってきました。



気がついたら青春18きっぷ期間も終わっていたし
思いきって車で京都に出かけました。



といっても京都のど真ん中に車をおいたら料金も高いので
ちょっとはずれの方の駐車場において。



地下鉄から嵐電に乗り換えて車折神社へ。
ここの空気が私はとても好きです。



この神社で上を見つめるのが本当に好き。



去年一年のお願いごとについて感謝しそして今年一年のことを
お願いしてきました。

そしてここで引くおみくじ。



…今年正月から何度か引いているおみくじ。
どこにいっても中吉になる。
気を引き締めろってことですね…。


その後帷子ノ辻で乗り換えて北野白梅町へ。
なぜか駅前のイズミヤへ。
ここのイズミヤ大きい。そしてすごい人。
上の雑貨屋さんで一目ぼれしてアクセサリーとイヤーマフを購入。



岐阜や名古屋とセンスが違うのでなんだか新鮮。



その後徒歩で天満宮へ。
高校2年生以来の参拝です。
あの日の参拝は苦い思い出と寝不足がたたって
バスから降りた思い出がないなあと思ったら
そうなのです、確か3年生だけ参拝に行って自分たちはいけなかったのです。


なので正確には初めての参拝。
天満宮でお祈りした後、ふと上を見上げるとちょうど自分が見られるように
鏡がついていました。
…神頼みも大事だけどこれは結局自分次第ということですか
道真さま。



境内にあった長五郎餅の茶屋に。
いわゆるお粉のついた大福です。
涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。


朝から2時間飛ばして、歩いているのもあってか
体に甘さが広がりまくり。


火鉢の美しさにほれぼれしておりました。


涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

もちろんこのあたりでもおいしいご飯屋さんはいっぱいあるのですが
どうしても行きたくて少し我慢して再び帷子ノ辻へ。



行った先は大映キネマストリート。
大映という名はもうここにしかないのです。
(大映テレビはあるけど大映映画はもうありません)
その入口にある昔ながらの定食屋「つたや」


マイミクさんにご紹介をうけてというのもありましたし
ネットで調べていたら2月末で閉店するというつぶやきを発見して。



これはどうしても行かねばなりません。
というわけで店に入ると優しい雰囲気が漂う年配のおかみさんが
迎えてくれました。



ここが勝新さんが愛した店かと嬉しくなる。
頼んだのは親子丼。おかんはうどんせっと。
頼みもしていないのにあんかけうどんを頼んでくれた。にんまり。


出てきたのは半熟の加減が私のドツボな親子丼。
笹野高史さんも絶賛されている親子丼。

涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

涼夏のまだまだやりたいこといっぱいある。

来月までにもう一度来たいと思えるほど古き良き日本を感じる
優しい、幸せな味でした。


あんかけの汁のだしも絶妙。



オムライスを食べられなかったのが悔やまれる。
もっと早く行っていればよかった。



帰り際にお金を払う際にごちそうさまでしたと満面の笑顔で
思いを込めて女将さんに笑ってみた。



女将さんともう一人手伝っていた方のお二人が
本当に嬉しそうに笑ってくれた。なんだかこっちが感謝しているのに
女将さんたちに感謝されているような気がした。



80年以上も役者や制作スタッフの人々を楽しませてきたお店が
店を閉めなくてはいけなくなった本当の事情は知らない。



ただ時代劇が減り、撮影スタッフがここにこなくなってしまったことは
やはり一つの原因かもしれない。



そのままキネマストリートを太秦の方面へ歩く。
今から5年ぐらい前、太秦から帷子ノ辻へ向けて歩いて行った時には
もう少し店があったし、人がたくさんいた気がする。



紹介してもらっただんご屋さんもお休み。
閉店しましたという張り紙がシャッターに張られている店もいくつか。


人がいなくなれば商売もできない。
昔のようなにぎわいはもうない。



映画は夢。商店街まで夢のように消えてほしくはないのですが。


太秦で広隆寺にいく。
半跏思惟像を見つめて思う。
この像がつくられた頃の日本はもっといろんな意味で
きれいだったのかなあと。



今の時代が嫌いではない。でもふと昔のものの美しい形や表情を
見ると寂しくなる時がある。
昔あった何かが失われている気がしてならない。




ちょっとせつない思いになった冬の京都でした。