今日は家族で辻井伸行さんのピアノ・リサイタルにアクロス福岡まで行って来ました。
オールショパンプログラムでチケットを取った日からずっと楽しみにしていました。
去年のユンディリのコンサートがあまりにも酷かったので辻井さんの演奏には期待していました。
辻井さんの演奏はオケでは生で聴いたことがありましたがソロは初めてでした。
アンコールは、ノクターン2番、辻井さん作曲 風の家、リスト ラ・カンパネラの3曲でした。
演奏が始まった途端その音色の美しさに魅了されました。
12のエチュードでは1曲1曲が本当に丁寧に演奏され、別れの曲や10-4では涙が出ました。
魂が震える演奏とはこう言うのを言うのかと思えたほどです!
音色の幅と重厚感がある響きはソロなのにオーケストラの演奏の様に感じた程です。
表現力に深さがあると言うか音色に品があるというか・・・上手く言葉で説明できませんが
他の演奏家とは違う感じを受けました。
後半のバラードはやはり期待を裏切らない素晴らしさ!
4曲を一括りとして解釈した曲の構成と言う風に感じ、バラ4で最高に盛り上がる演奏の仕方でした。
あそこまで素晴らしいバラ4の演奏を生で聴くのは初めてです。(もちろんバラ1~バラ3も素晴らしかった!)
バラード4曲聴かせるための辻井さんの頭で考えた曲の構成力とかはほかのピアニストには絶対ないことだと思えます。
エチュードも計算された曲の間の取り方をされていました。
前回のユンディリを比較するのもなんですが・・・辻井さんがプロの本物の演奏だとするとユンディは中学生の演奏の様に思えます。
日本人でもこんなに素晴らしいピアニストが居ることに感動!
神に選ばれし者と言う感じを受けました。
葬送が入っているCDも購入。先程帰宅したのでまだ聴いていませんがとても楽しみです。
また辻井さんのリサイタルがあれば必ず行くつもりです!
とても幸せな気持ちで帰路に着くことが出来ました。