昔はお父さん子だった私。

お父さんが大好きでした。

ところが、私が8歳の時に
父の借金が発覚。
父はギャンブル依存性だった、、

そこから平穏だった家庭が
変化して行きました。
専業主婦だった母は
慣れない仕事を始めます。
長女だった私は、
母がひとりでは抱えきれない
父に対する愚痴を聞かされ、
思春期になると
父が大嫌いになっていました。

そして借金を返し終わったとき、
母は家を出て行きました。
私が17歳の時です。

母と一緒に行きたかったものの、
看護師になるために
大学に行きたかった私は、
学費を出してもらう関係で
父のもとに残りました。

母に出て行かれた父は荒れに荒れ
家に帰って来なくなりました。

学費は滞納しながらも、
払ってくれましたが、
父から生活費がもらえなかったので
奨学金とアルバイト三つかけもちして生活していました。
菓子パン一つで1日過ごしたことも。

早くこの家を出たい

ずっと思って、
それだけを励みに頑張りました。

社会人になって家を出るときに

もう2度と父とは会うまい。
葬式にも行くまい。

と心に決めました。

それからは自分の力で生きていくことの喜び、開放感に夢中で
父のことはすっかり忘れていました



15年経ち
突然、その時は来ました。

父が孤独死していることを
知らされたのです。

葬式に行くまいと心に決めた時から年月は経ち、私にも大切な家族ができて随分と丸くなっていた私。

ちゃんとお別れしようと
火葬場で久しぶりに対面しました。

警察に
見るのはやめた方がいいと言われ
顔は見られませんでした。
腐敗がひどかったのでしょう。

火葬した後、
父が住んでいたアパートへ。
部屋の中は物がほとんどなく綺麗でした。しかし電化製品以外、
昔の家にあった物が
そのまま残っていました。
母も私も妹も
新しい人生を歩んでいるのに
この人だけ過去に生きてきたんだなぁ。
そう思ったら何ともいたたまれなくなりました。
父が憎くて憎くて、悲しくて、、

それから毎日は変わらず過ぎて行きましたが、何だか自分が
感じたことがないような感覚になりました。
生まれて初めて
ちょっと私、まずいかも。
と思いました。

自分のことが
許せない気がしました。
だからと言っても、
時間が戻ったとしても、
父には会いにいくことは
決してないのだけれど、、、。
(どう表現していいのか
わかりません)

カウンセリングを受けようと思って探したものの、他の人に父のことを話す気になれず、でもこの自分の精神状態は放ってはいけないと思い、辿り着いたのがレイキでした。

レイキの
自分で自分を癒すことができる

ここにとても惹かれました。



それから
私の人生がどんどん変わりました。

父のことがなければ、
レイキにも出会わなかった。
レイキに出会わなかったら、
今のキラキラした人生はない。

父がとても可愛がって育ててくれてことも思い出しました。

父のおかげで
今の私があると感謝しています。


お父さんありがとう。大好き。