主演級が初めて拝見するお名前で並ぶ本公演。
最初発表されたキャストさん達を見ていつもと違う感覚になりました。
神代さん、隅田さん、クシダさん、河原さん。みんな初めて拝見する方々でした。
きららちゃんでさえ五番手。江里奈さんにまいまいも、かめちゃんにみーちゃんの名前も下の方で。
観劇するまで。どんな作品なのか想像も出来ませんでした。
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リアの引退式。これから新たな女王を決めますとフルルの言葉に頷くネリルとリリー。
この時点では、二人ですらティアが選ばれると予想していたのでしょう。
背中を向けながらも、笑顔でティアを祝福するネリルとリリーの姿がありました。
最愛の妹を愛しむようなネリルとリリーの笑顔。冒頭から僅かの間しか見る事の出来なかったネリルとリリーのあの微笑ましい姿が好きでした。
リアへの愛を語るシーンからは二人から消え去るあの優しい笑顔。もう悪い人達にしか見えない。
でもそれが逆に凄くて!ネリルとリリーの黒い闇に覆われ続けるティア。
ティアが心底笑えないのも二人の生み出した闇が強すぎる故のように感じました。
悪女マドカを巻き込んで蕪木町と舞李天を包む黒い闇は最後まで晴れることはありませんでした。
だからこそ。救いようのない悲劇の物語は完成したと思いました。
もしかしたらゴブさんは。敢えて本公演初顔の方々にメインのポジションを与えることで、ゴブさん作品らしくない救いようのない闇を生み出したかったのかも。
欲に溺れていくあまりリリーとも争うネリル。しかしネリルよりも若干強引さは弱く見えるところが、バニーとお鶴に慕われた一面なのかも。
毒入りグラスをマドカとリリーに渡して盆をミズホに渡す時の強引さ!七本木には負けていないというネリルのプライドが見えたようでした。
ホシノを裏切り者と糾弾する時のリリー。怖っ!!怖いんですけど!!
ネリルに勝ち誇ったような『わー!たー!しー!が!!じょー!おーーお!!!』リリーのこの台詞!!未だに耳に残っています!!
ネリルよりもかなり強引なリリー。女王への執念ならホステス内でも一番だったのかも。
毒を飲まされても最後の力を振り絞りティアの命を奪うリリー。
身体は決して大きくないのに、時折舞台上のリリーがとてつもなく大きな執念の塊に見えました。
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ティアが初めて見せた心からの笑顔。ティアの心を開かせたケイト。
原作のようにリアを慕い、ソロがいいというフルルの漫才師の弟子になり影からリア様を守るケイト。
『リア様よ。なめんじゃないわよ』
蕪木寿司の注文を断るお鶴の頬を張る弟子。格好よかったー!!リア様でなくとも!惚れる!!
リア様に正体を明かす為に外したウイッグを渡されたフルルは寂しそうな顔をしていました。弟子は取らないと言いながら、ケイトをかなり好いていたように見えたよ。
『わたしは!ムネモチになりたい!』と言いながらイチャついてくるフルル。その時に見せる弟子でもケイトでもない、一瞬だけ素の河原さんが現れるようなあの時の表情も好きでした。
リア様をお慕いしているからこそ愚行とまで言い切るケイト。こんな言葉、ケイト以外吐けないと思うよ。
リアをちゃん付けで呼ぶフルルの横に立っても決して乱れぬリア様への忠誠心。
いくら尊敬するリア様の頼みでも一発芸はやらないケイト。
一度でいいからケイトの一発芸見たかったなー!!
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リアに捨てられたティアをあっさり見限る冷たい顔も。
裏切り者が信じられなくてなかなか名前を挙げる事が出来ないバニーを尻目に『ホシノよ!』とあっさり名前を挙げる顔も。
ちゃっかり玉座に座り『蕪木町の傷は七本木の傷よ!』なんて言い放つ顔も。
次々とホステス達が命を失う中七本木も見てくれるならとティアが新女王に就任する事に賛成する顔も。
白も黒も存在する六本木をイメージさせる七本木のミズホ。
舞李天との付き合い方もリアとの付き合い方も金座との付き合い方も、完璧に世渡り心得ている感。
ミズホだってかなり可愛いのに!誰とも連まないオーラが何気なく放たれていました。
主役ではないけど何故か気になる存在感。そんなキャラクターが好きでした。
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舞台で主演を張るのは初めてなんて思えない迫力。
オープニングの女王引退セレモニーからエンディングのリアが夢見た世界まで。圧巻でした。
旗揚げ公演からハチ回目の本公演で6人目の主演役者さん。日本史が元になったみぶまほとは違い、シェイクスピアが原作の悲劇。四大悲劇の中でも親子関係、老後問題、老い、遺産相続、認知症など現代の日本の問題をテーマにしたような作品の主演。神代さんのリアはこれまでの本公演の主演役者さん達とは違い、御自身の人生経験を役に反映させたように見えました。
御坊茶魔の声だったなんて。リアの迫力に公演終了後まで気付きませんでした。
僕の大好きな劇団新劇団本公演。神代さんのリアに出会えて、第ハチ回公演も大好きな作品になりました。
劇団新劇団本公演第ハチ公演のハチの意味。公演中ずっと考えていました。
女王蜂のようなリアの毒に命を落としていくホステス達。
救いようのない悲劇のエンディング。ラストのダンスシーンまでに8人が命を落としていきました。
大千穐楽。もしかしたらゴブさんなら、スペシャルバージョンでティアの命を救うのでは?
リアを含め蕪木町に残ったホステス達と、新女王のティアによる新たな舞李天を想像させるエンディングを用意しているかも…そんな事も考えていました。
しかしリアの夢見た世界は最後まで夢のままで終わり、リアは自ら命を絶ちました。
女王蜂は、自ら9人目の悲劇となりこの物語を終わらせたのかもしれません。
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公演前。劇団TwitterにUpされる出演者のビジュアル。
抜群なビジュアルにその時から会いに行かなきゃ!!と心に決めていました。
最初の犠牲者になるお鶴。ネリルに言われるがままホシノの命を奪いに走る姿には何故だか悪意は見えず、どうしようもなく純粋で、心が汚れていない幼ささえ感じていました。
『オマエが舞李天の情報を金座に流してるんだろー!』
ホシノを追求するその台詞も、舞李天の為というよりかは全てはネリル様の為に。そう感じました。
Twitterで好きなお寿司のネタを聞いていた和音ちゃん。その日からはちゃんと『わーい!お!寿!司!』のシーンでホステス達の好きなネタを台詞に入れていました。
和音と書いてわおんと呼ぶお名前。初めましてでも気軽に『わおんちゃん♪』って呼べる感じも好き。
オープニングにエンディングでのダンスも、ホシノがケツモチに襲われるシーンでのバックダンサーも、五線譜の上を和音という音符が弾けているように見えたよ。
ブロマイド。もちろん買ったよー!ツーバージョンとも美しく写っていましたー!
ガラガラで何枚か当たったソロチェキ。その内の一枚はお鶴を選んだよ。
何かに横たわるようにチェキに収まるお鶴。その姿は女王のようにも見えました。
忠実にネリル様に仕えたお鶴もまた、舞李天で女王への夢を抱いていたのかも。
チェキを眺めながら。そんな事を想像しました。
作品中ではリリー派の桃子と使いぱしりのようなポジションだけど、よく目にするかめちゃんみーちゃんコンビではなくて、常に競り合うわおんみーコンビも面白かったですー!!
和音ちゃん演じるお鶴は、救いようのない悲劇のお話しを少しでも和らげてくれました。
和音ちゃん!お会い出来て嬉しかったです!!お鶴ブロマイドも欲しかったー!
またどこかで!お会い出来たら嬉しいですー!!
………と書いていたら!!おやっとさぁ出るやん!!うれしいー!!
8月もお会い出来たらよろしくー!!元気でいてねー!!
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作品中唯一のオリジナルキャラ。ティアを守る従者のような瑠璃。
パンフレットにも書いていないけど、多分得意技はスパイダーマン。…の構え。
『ここは穏やかでいいですね』
語られる事のない瑠璃の出生は想像するしかないけど。蕪木町や舞李天のように競争やら争いやらとは縁遠い街で育ったのかも。
ネリルでもなくリリーでもなく最初からティアを選んでいたのも、瑠璃の心の優しさを現しているのかも。
『♪トウキョウでひとつ~♪金座でひとつ~』
あのシーンではコブジュリのアンドロイドを思い出したよ。
ティアに接する笑顔からはシアワセサンカのまりちゃんを思い出していたよ。
『あの日以来の劇小劇場です♪』
吉村まどかちゃんにも初めてお会い出来ました。
可愛らしい笑顔も!キレキレのダンスも素敵でした!!
ダンサーらしくホシノを締めるケツモチの一人を演じるシーンでは!ホシノへの左右のパンチすらリズミカルで!!
『ケツモチが目立ってどうするの!?ここは未来ちゃんの見せ場です!!』と、毎公演心の中で叫んでいました。
シェイクスピア作品にオリジナルキャラクターを加えるのは難しいと思うけど、まどかちゃんの為にゴブさんが用意した瑠璃が違和感なくリア王の世界に入り込めたのは、吉村まどかちゃんの人柄なのかも。
僕が大好きな本公演でのダンスシーン。その振付を担当されているあの子が大好きなんだけど!!
【ダンス振付吉村まどか】そんな劇団新劇団の新作フライヤーに会える日が来るかも。
女王リアを観劇して。そんな事を考えていました。
まどかちゃんにまたお会い出来る日を!楽しみにしておりますー!
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ソロチェキをお願いしリアの玉座に座るマドカ。しかしチェキのフィルムが!ここで切れてしまいます!
『なにをしてるの!!ちゃんと確認しておきなさい!!』
『すいません新女王。。。』
演出家さえも支配する悪女。悠々と玉座に座るその姿は悪魔のカリスマそのものでした。
『♪この街で生まれたのよ~♪悲しみだけうずまく街~』
ホシノがケツモチに締められている間ノリノリでリズムを取るマドカ。
まさに悪女!なのに何故だか目がいってしまいます!
ネリル様もリリー様もカオルもホシノもうっすらと笑顔を浮かべながら手玉に取るマドカ。
あのニヤリが!悪人にしか見えないのに!何故だか目がいってしまいます!
私がどれだけ貴方にしてあげたか!というネリルにはそれは貴方が勝手にした事と冷たく言い放つマドカ。
なんて悪女!そんな台詞!現実社会で言ったら総スカンやん!
リリーに撃たれ命を落とすティア。その銃はドヤ街出身のマドカの母親の形見。
先にカオルに命を奪われながらも、あの銃にはマドカの強い思いが残っていたのかも。死してなおティアの新女王就任を阻止したいマドカの想いが、毒で起き上がれないはずのリリーの身体を立ち上がらせたのかも。
公演前に覗いたTwitter。そこに並ぶsexyな画像の数々。公演前は完璧なマドカのスタイルに目が奪われると思っていましたが、今残るマドカの思い出はスタイルよりもあのニヤリと笑う表情の方が強いです。
リアがティアを追放してもマドカが暗躍しなければ蕪木町には平和が続いていたのかも。
女王リアでの最強の悪者じゃない?なんて思うけど、カオルに倒される事なく、こんな悪女が新女王に就任した舞李天も見てみたかった気もします。
それほど強く残っているあんなもえかちゃん演じるマドカの悪のカリスマ感。
sexyなビジュアル以上にあの佇まいが僕は大好きでした。
初めてお会い出来て嬉しかったです!!
次にお会いした時にはまた悪女?それともいい人?それかめっちゃ可愛い系?
またどこかで。お会い出来たら嬉しく思いますー!!
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『どうしよう…私は何て言おう…』
リアの気紛れで行われた想いを言葉で現す冒頭シーンから常に付き纏う不安げな表情。
愛の言葉を吐露するのを拒むティアに、言葉で表現出来ない程の有り余る想いに気付かないリア。
勢い有り余るネリルとリリーに圧され舞李天での居場所を失ってもララやケイト達に助けられるティア。
金座に移り金座を盛り立てようとしながらもリアへの愛を貫くティア。
金座が舞李天と同等のレベルになったら、リアへの感謝を告げたいと語るティア。
どれだけ世界が曇っても、悪に毒されず恩を忘れない人は周りに希望を与えるそうです。
誠実を背負い儚くも深い愛情に包まれているティアは、僕が想像したどんな状況でも親を愛し続ける原作リア王のコーディリアそのものでした。
『ふでさんに可愛がってもらってます』
リア王を愛し続けたコーディリアのように、望伶ちゃんからはふでさんを愛し続ける姿が見えたよ。
『仲良しなんです♪』舞台上とはうって変わって笑顔で抱き合うティアとマドカ。
千穐楽マチネ後のチェキ会。初めてお会いするお二人はドロドロの騙し合いなんて何処へ行ったの!?と思わせる程に笑いあっていました。
『楽屋でおっぱ◯揉まれてます♪』嬉しそうに話すマドカを笑顔で見つめるティア。
………想いを言葉で表せなんてリアの出来心さえなければ。
舞李天の新女王に就任したティアはマドカと毎日のようにじゃれ合っていたのかも。
ティアを助けるかも?と期待した大千穐楽スペシャルバージョン。
それはこの千穐楽マチソワ間で見ることが出来ました。
平和な舞李天を想像させてくれたティアちゃん。
初めてご挨拶出来た望伶ちゃんからは、美しくも可愛くも見える笑顔に会えました。
和田望伶という役者さんを得たから。ゴブさんはリア王を解禁したのかもしれません。
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ジョジョハムアフターイベント以来にお会い出来た江里奈さん。
世界が一変するなんて想像もしていなかったあの頃。またお会い出来たら色々聞きたいな。Kホールからの帰り道そんな事を考えていたのを覚えています。
銀座をイメージさせる金座のホステス。
値のはる金座のケツモチを雇わずに自ら厄介客に対応するララ。確かにララなら!口喧嘩なら負けそうにないもんねー!それでも暴れる客は瑠璃の蜘蛛の巣で対応したのでしょう。
リアに見捨てられ舞李天から追い出されたティアを金座で引き取るララ。多分喋らせたら江里奈さんのようにマシンガントークが止まらないのだろうララには、言葉で愛を表現出来ないティアのもどかしさが伝わっていたのかも。
落ち込むティアに『顔をあげて』と優しく声をかけるララ。
そんなララの優しさに溶け込むように自分がドヤ街出身でリアに救われたことを語り出すティア。
リアの教えを忘れず持ち続けドヤ街の乱暴者も面白いと語るティア。
ララの元で働くことで次第に心を開くティア。
そんなララとティアの関係性は、沢山のゴブさん作品で女の子達を見てきた江里奈さんが、初めて本公演に出演する望伶ちゃんを守ってあげているようにも見えたよ。
最後までティアを優しく見守るララ。
もしかしたらララもドヤ街出身だったのかも。ティアに何か惹かれるところがあったのかも。
ぶっこみもジョジョハムもみぶまほも。本公演では脇を固めるポジションが多い江里奈さん。
それが劇団新劇団の本公演が重厚な作品として完成される秘訣なのかも。
この3年間。沢山の女の子達の名前が加わった番付。
それでも貴方の名前は変わらずここにあります。
僕の頭の中にある女優番付。
久しぶりに。西の横綱に会えて嬉しかった。
差入れが解禁されたら。懸賞金持って会いに行きます。
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『レディース&ジェントルマン!主に…スケベジェントルマン!』
愛と愛が愛まみえて、愛に塗れるキャバレー舞李天のお調子者。常に笑みを絶やさず調子良すぎな感じすらあるフルル。
冒頭の女王リア引退記念パーティーでリアを呼び込むところからリアの最期まで傍らにつき、歓楽街の女王の語り部にも見えるフルル。
『悲しいことや寂しいことのあとには必ず希望がやってくる』リアの言葉の真意を知っていたかのようにも見えるフルル。
女王の座を退いてもプライドを捨てきれないリアへ『それはいちばん必要ないもの』と言い切るフルル。
お調子者の顔をしながらリアとネリルの言い争いを冷静にヒバリとカッコウに例えるフルル。
道化にはこの世界の、蕪木町の行く末が全て見えていたように思えたよ。
リアが見たかったリアの夢見た世界。
ティアの亡骸を抱いて絶望するリアにさえ、明るい表情を曇らせずに夢の世界に誘うフルル。
まるでこの世界の終わりを知っていたかのように笑顔で踊るフルル。
見たかったキラーチューンな景色を見たリアは自ら命を絶ちます。
絶命したリアに背後から抱き付くケイトとフルル。
その時のフルルの表情は…劇中一度も見せる事のなかった悲しみと涙に溢れていました。
ティアが語るリアの思い出の中に、客は酔うと道化になる。だから客を面白いと思いなさいという話が出て来るけど、リアはフルルを酔っ払った道化のお客さんに感じていたのかも。
『貴方は私の一生もの』
フルルにとっても。リアは一生の宝物だったのかも。
悲しみに暮れる道化の顔を見て。僕はそう思いました。
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我を忘れたリアにドヤ街の花と称される美しさも。
『え…お…落ちてたんです!』目の見えないホシノに石鹸を拾ったと答えるカオルも。
『ここがどん底だって私が決めないと!』救いようのない悲劇を終わらせようと決意するカオルも。
『天国で一緒に姉さんに謝ろう』と姉の命を奪ったナイフでマドカの命を奪うカオルも。
オープニングとエンディングで魅せてくれたまいまいらしい笑顔でのダンスシーンも。
どれもが劇団新劇団に外せない河口舞華のお顔に見えたよ。
ぶっこみでもお願いでもマナ拳でも主演。みぶまほ三部作でもサブメイン。劇団新劇団ではメイン級の役が 続いたまいまいが今回演じたポジション。メインではないけれど脇を固める大切なポジション。
出演者全員見せ場があって誰一人取り残さないゴブさんの作品。
どんなポジションでも。ゴブさんのシェイクスピアに河口舞華は外せないって思いました。
気のせいかもしれないけど。ひとつ気になった箇所があって。
ミズホ、リリー、ネリルらがホシノを呼ぶ時の【ホシノ】のイントネーションと、カオルが姉の名前を呼ぶ時の【ホシノ】のイントネーションが少し違ったように感じました。
これって。同じ両親から産まれた血を分けた実の姉妹だからなのかなって思いました。
今年の8月で5周年を迎える劇団新劇団。僕の中では勝手にお祝いモードでした。旗揚げ公演にも出演されていたまいまいにもご挨拶したい!そう思ってガラガラも回したよ。
初めて35連してみました。初めてガラガラの弾切れを経験しました。
景品のグループショット。そこに写る笑顔のカオルとホシノとマドカの笑顔のスリーショット。千穐楽後に見ると何とも言えない気持ちにもなりました。
今回のガラガラ景品グループショット。良い写真が多くて!販売すれば良かったのに!
もう何年ぶりかも分からない僕会議以来にお会い出来たまいまい。
お願いやマナ拳の事も、みぶまほのあのシーンの事も。話したい事は沢山あったはずなのに久しぶりだと何を話していいか分からなくなるね。
みぶまほ3の時に。世界は落ち着くだろうからもうすぐ会える。なんて書いたけど1年もかかりました。
この先もまだ少し時間はかかるかもだけど。またまいまいとお会い出来たらと願っています。
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気品があってお美しくてお上品で。お声も語り口も素敵すぎて。舞李天の隠し球のような高級ホステス感。
初めてお会い出来たるなさんにウットリしてしまいました。
和音ちゃんと立ち寄ったというお洒落なスタバ。僕のような庶民はドアの前に立つだけでビビってしまう、るなさんのようなお上品なお方の為のようなぱっと見通り過ぎてしまうスタバ。次回はチャレンジしてみようと思います!!
劇中も穏やかな語り口なのにリリーに名前を呼ばれただけで感激するルーコ。
そんな不思議な感激ポイントを持ったルーコだけど、いち早くマドカに疑問を持ち、リアを出禁にするというリリーのやり口や、両目を潰されたホシノの姿にやり過ぎではと疑問を呈し、ネリル派のバニーに自分と同じ感覚を覚えるなど舞李天の中でもひときわ感性の鋭いホステスに見えました。
ネリルの為に猪突猛進な桃子と対称的なルーコは、キャバレー舞李天をより高級感高くイメージさせてくれました。
食卓の愛を711で時間差出演をしたるなさんとダンスの先生。
お話しを聞いて僕が夢見る世界がまたひとつ増えました。
彩乃先生と踊るるなさん。
リアが夢見た世界にも負けない艶やかな世界にも。
いつか出会えたらと願っております。
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ケツモチに締められるシーンで流れる曲。この作品の為に書かれた訳ではないのに歌詞を読むと作品としっかりマッチするゴブさんの選曲がいつも大好き。
あの曲のオリジナル発売年は1974年。ゴブさんの生まれ年やん。
ここから女王蜂の毒で次々とホステス達が倒れていく序章になる大切なシーン。
ホラー映画が苦手。グロいリアルな描写も苦手でTV映像からも普段なら目を背けるのに。
未来ちゃんが振り付けたダンスシーン。目を抉られる残酷なシーンだけども、未来ちゃんのダンスが見たくてずっと凝視してたよ。
『♪いつかはきっと~ みじめな私も ♪この羽根広げて 遠く遠く旅立つは~』
富樫未来って!こんなイイ女だった!!??
残酷なシーンに驚くのではなく、富樫未来の美しさに驚いたよ。
『この街から出て幸せになるの!!こんな終わりかたはイヤ!!』
富樫未来の幸せを願いたくなる、ホシノが白い小鳩にも見えるこのダンスシーン。
女王リアでも僕の中で一二を争う大好きなシーンでした。
桃子に刺され命を落とすホシノ。お金は沢山持っていたはずなのに。お金だけでは解決出来ない恐ろしく欲深い罠にハマったホシノ。幸せってお金だけじゃないよね。あちらこちらに罠が仕掛けられているような現代社会の怖さをホシノが教えてくれたようでした。
2020/3/22。神田Kホールで行われた最後のミニシアター劇団新劇団番外公演。
あの日初めて拝見した女の子。
富樫未来ちゃんに!本公演でもご挨拶出来て嬉しかったよー!!
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リリーが絶対と信じ続けリリーを新女王の座に就かせる為に奔走する桃子。
ホシノの命を狙うことに一瞬躊躇いの表情を浮かべても、ネリルを新女王から遠ざける為に汚い仕事も進んで引き受ける桃子。
お鶴がネリルを絶対と信じたように、桃子にとってはリリーが絶対的な存在だったように見えました。
ホステスとして。舞李天のトップに立ちたいという夢が桃子にあったのかは、リリー様を持ち上げ続ける姿からは見ることはなくて、最後はカオルと揉み合う中で呆気なく命を失う桃子。
蕪木町で名前を上げる事もなく表舞台からひっそりと消えていった桃子。
桃子は明るく真っ直ぐで、疑う事を知らない女の子に見えたよ。
常に隣にいるルーコがマドカに疑惑を抱いたり、何かおかしいと感じる素振りを見せても一向にリリー様への忠誠心にかげりを見せない桃子。
唯一の救いは最後まで信じ続けたリリーの命令を忠実に実行出来た事ぐらい。
そんな桃子の存在がこの救いようのない物語を現しているようでした。
みーちゃんにとっては源's egg以来の劇小劇場。あの作品から2年も経っていないのに本公演には二作連続出演しマナ拳に50回前の出来事にも。ゴブさん作品で今回も会えて嬉しかったよ。
みぶまほ3に続いての本公演出演。そして今作でも信じる者の為に命を落とす役柄。
他人の為になんとかしたい。そんな思いは素顔の蒼田聖樹からも感じる時があります。
次回本公演でもみーちゃんに会いたいな。
第9回本公演では!!最後まで生き残れるのか!?なんて思いながら楽しみに待っていようと思います。
公演終了後にロングヘアをバッサリいったみーちゃん。
TwitterにUpされたお写真が可愛すぎて!!!
なんかもう!!反則のような可愛さじゃない!!?
そんなNEWヘアーのボブみーに!!次にお会い出来る日が楽しみですー!!
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2020年3月。刷り上がったばかりのフライヤーを手にゴブさんが笑っていました。
『ムチャクチャやります!コブラです!ロミジュリですがコブラです!!』
そのフライヤーを見ているとその日の公演に出演していた女の子が教えてくれました。
『私の紹介した子も出演します。楽しみにしてて!』
しかし二度の公演延期でコブジュリのキャストさんは当初より何人か変わり、その子が紹介した子が誰かは結局分かりませんでした。
公演前TwitterにUpされたビジュアル。かめちゃんらしくないsexyさは!舞台上でも甘みを感じる色気を発していました!!甘さとsexyを併せ持つかめちゃん!例えるなら!匂い立つBitterSweetな亀田彩香!!
オールバニー公から取ったバニーという名前も!ダンスシーンではバニーガールにも見えたよ!もうね!!抱き締めたかった!!!
これまで感じなかったかめちゃんの魅力に!!メロメロになりました!!
悲しい最後のみぶまほ3でも魅せてくれた可愛らしい笑顔が大好きで。女王リアでもあの笑顔を期待していたけれど悲劇の中で笑顔はほとんどありませんでした。
それでもこの作品ではかめちゃんの新しいお顔に出会えました。
ケツモチに締められる中で剥がされるホシノの胸飾り。お鶴と桃子にゴミのように払われ自分の足下に飛んできた胸飾りを拾い上げ抱き締めるバニー。
あの時のバニーの何とも言えない表情。女王リアで僕が一番好きだったバニーの表情はここでした。
亀田彩香の切なく言葉で表現出来ないあの表情。かめちゃんの新しい魅力に出会えました。
2月の50回前の出来事。公演前に久しぶりに神田へ行きました。
Kホール跡地を眺め懐かしい商店街を歩き、ふとあの日の事を思い出しました。
もしかしたらかめちゃんだったのかも…
世界が落ち着いたら。いつかお会いしたいと願っていた女の子にやっと会えました。
『コブジュリ出演出来なかったのに!誕生日祝って貰っちゃったー♪』
あの子が紹介してくれた女の子は、今ではゴブさん作品に外せない、いないと完成しないパズルの大切なピースに見えたよ。
二作続けて劇団新劇団本公演で会えて、8月にも下北沢で二人に会えるのが嬉しいよ。
かめちゃんとはこの公演が初めましてで、みーちゃんともお会いするのは三回目。
でもいつもゴブさん作品で拝見していたからか、もっと前から会っていたような感覚にもなったよ。
ミラボクでの初顔合わせからまだ1年なのに。ティアディアでも姉妹のようなハーモニーを聴かせる二人。二人の歌声を聴くのも楽しみなんです。
公演前発表されたキャスト陣。初見の方々が並ぶ中に見つけた亀田彩香と蒼田聖樹の名前。
江里奈さんやまいまいの名前と同じように安心感を覚えたよ。
大千穐楽後のチェキ会。劇中では座る事のなかったリアの玉座に座るバニーと桃子。
かめちゃんが言いました。『残された私たちで舞李天を再建します』
それを聞いたみーちゃんは言いました。『えー!アタシ死んじゃったよー!』
何気なく会話を交わす二人が。本当の姉妹のように見えたよ。
亀田彩香と蒼田聖樹。二人が主演を務める劇団新劇団の本公演にも。いつか出会えたらいいな。
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この3年間。観劇した作品で会いたいと願った方々。でもその願いは叶う事なく過ぎていきました。
世界が落ち着いたら。お会い出来たらいいな。
そう書いてきたけれど…世界が落ち着く日なんて来ないかも?そんな事を思った時もありました。
本公演久しぶりのチェキ会。短い時間でも嬉しくて。お顔が見られて声が聞けるのが特別な時間に感じました。
一度も面会のなかったみぶまほ三部作。出演された7人にもご挨拶出来ました。
今回も見事な大友沙季ちゃん制作の衣装を纏うみんなに会えました。
大好きだった三部作。僕の中のみぶまほも完結しました。
☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆
みぶまほ三部作で悲しくさせておいて。更に哀しい物語を創るなんて。どうしたのゴブさん?
でも僕は。ゴブさんの作る悲劇が好きです。それがシェイクスピアなら尚のこと大好きです。
リアが自ら命を絶った蕪木町に残された7人。彼女たちはその後どうなったんだろう?
その後を勝手に想像します。
7人はきっと…蕪木町で舞李天を再建したと思うよ。
ララが金座と掛け持ちでオーナーになり。
新女王にはケイト。酔いが回れば、一発芸もやります。
ネリル派もリリー派もなくなりルーコとバニーは親友に。二人の胸元には、ホシノが落としていった胸飾りが付いていて。
フルルは相変わらず道化のように振る舞いお客様を煽っていて。
瑠璃は金座の舞李天の女王になって、ショーの最中頼んでもいないのにスパイダーマンしてるかも。
友好関係を維持している七本木のミズホは蕪木町にも負けない夜の街を創り上げているかも。
そして厄介な客対応のケツモチは…新女王と金座舞李天の女王が担当します。
そんな平和な舞李天を。頭の中に思い浮かべます。
☆☆☆☆☆☆☆☆ ☆☆☆☆☆☆☆☆
マクベス。ハムレット。ロミオ&ジュリエット。真夏の夜の夢。ヴェニスの商人。
特別好きだった訳ではないのに。観劇のたび本棚にシェイクスピアが並びます。
千穐楽後。もう一度読み直したリア王。
シェイクスピアのリア王が、歓楽街の女王リアに見えました。
新宿ゴールデン街劇場からもうすぐ5年。
5周年記念作品も大好きな作品になりました。
これまで縁のなかったキャバレーも。
舞李天のようなお店があるなら覗いてみたくなりました。
リア達の住み着いた歓楽街。
舞李天も金座も七本木もドヤ街さえも。
僕には夢の塊に見えました。
明日は七夕。
歓楽街の女王リアを思い出して、短冊に願いを込めるよ。
16人のホステス達に
これから先も幸せが訪れますように。