第14回「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」(ドラマ) | 新稀少堂日記

第14回「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」(ドラマ)

 第14回は、「のだめカンタービレ in ヨーロッパ」(ドラマ)です。ベートーヴェンの交響曲には、別名(タイトル、愛称??)の付いたものがあります。「運命」・「田園」・「合唱」などです。しかし、名曲でありながら、第7番にはないのです。フルトヴェングラー指揮のものは、ノイズだらけのモノラル版ですが、名盤です。このドラマのオープニングに使われています。凄いセンスです・・・・。


 原作は、少女マンガだそうです。連ドラは大ブレークしました。そして、今年の正月、スペシャルとして、二夜連続で放送されましたのが、この作品です。主人公は、「のだめ」こと野田恵(上野樹里)と千秋真一(玉木宏さん)です。のだめはピアニストをめざし、千秋は指揮者を志しています。


 ヨーロッパ編は、今年の正月に、二夜連続で放送されました。第一夜が面白いのです。千秋が、プラハで開催される指揮者コンテストに参加する話です。ライバルとの戦い、格闘技ドラマです。全編、クラシックが流れます・・・・。当然、チェコの作曲家スメタナの「モルダウ」もドラマ音楽として使われています。


 第二夜は、リサイタル編とも言うべき作品です。プラハから移り、パリが舞台です。のだめと千秋の恋の行方も・・・・、って展開する。のだめ節炸裂です。実際、のだめのような女性が周囲にいましたら、引いてしまいそうな存在です。それが、逆にこのドラマを面白くしているのだと思いますが、・・・・。


 御覧になっていない方は、第一夜だけでも、御覧になってください。優れたドラマです。