第17回「HERO 劇場版」その2(映画) | 新稀少堂日記

第17回「HERO 劇場版」その2(映画)

 第17回は、「HERO 劇場版」その2(映画)です。昨日、書ききれませんでしたので、続いて書きます。


 連ドラの映画化作品は、随分あります。代表作が「踊る大捜査線 THE MOVIE」でしょうか。観客にとって、キャラクターの説明は必要ありません。冒頭から、映像世界に入っていけます。連ドラの映画化には、是非はあるか

と思います。しかし、「踊る大捜査線」では、大成功でした。


 「HERO」の主人公は、検事・久利生公平です。最初の赴任先は、東京地検城西支部です。彼は、マイペースで仕事を進めていきます。送検されてきた事件に、自分自身が納得しませんと、自ら調査することも辞しません。それが彼の正義です。


 彼が担当しますと、検察業務が停滞しますので、他の検察官・検察事務官から、反発も生じます。しかし、彼のひたむきな姿勢が、次第に周囲を変えていきます。それが、連ドラのテーマでした。毎回、明白な事件だと思われたものが、久利生の活躍で、事件の闇と真実が暴かれていきます。


 そういう意味で、ミステリーですし、木村拓哉さんが演じていますので、熱血青春ドラマでもあります。では、映画化作品は、  ??? 検事に転勤は付物です。しかし、彼は、城西支部に再任されます。かってのメンバーと再会します。同僚検事が起訴した公判の担当が、久利生に回ってきます。簡単な事件だと思われていたものです。


 しかし、裁判が始まりますと、被告は否認します。全面的に争うことになったのです。しかも、被告には敏腕弁護士が、・・・・。久利生は、変わっていません。真実を求めることが、彼の正義です。彼の戦いが始まります。という展開です。テレビのスペシャルでも、十分表現できると思いますが、結構好きな映画です。


 「GMEN '75」からぐらいでしょうか、タイトル・バックにレギュラーが横一列に並んで歩くシーンって多くなりました。連ドラ版もそうなっています、では映画版は、  ??? 御自分の眼で御確認下さい。(写真は、後刻貼り付けます)