第20回「ファイブスター物語」(コミック)
第20回は、「ファイブスター物語」(コミック)です。時空を超えるSFコミックです。巻末に年表がありますので、読者に混乱はありません。作者は、永井護さんです。宮崎駿氏のコミック版「風の谷のナウシカ」のような、線描風な作画です。彼の絵は好きです。
ストーリーは、アマテラスによる星団の統一で、始まります。そして、過去に遡ります。モーターヘッド(人型ロボット、ガンダムに似ています)、ヘッドライナー(モーターヘッドのオペレーター)、ファティマ(モーターヘッドを制御する人工生命体)の全盛期です。
それは、アマテラスと敵対勢力の戦いの歴史です。ファティマは女性の形をしています。そのため(???)、ラブ・ストーリーでもあります。章の冒頭に、タイトルと星間歴が記載されていますので、巻末の年表を参照しますと、ストーリーが良く理解できるに構成されています。また、冒頭に口絵が数ページありまして、キャラクター紹介となっています。
現在、12巻(3部構成)まで出版されていますが、外伝も構想しているようです。五千年以上にわたる歴史氏を扱っており、アマテラスは不老不死と言う設定です。また、延命(若返り)処置も、可能な未来になっています。面白いシリーズです。
なぜか、アニメ化されなかったシリーズです。ただ、角川映画で劇場版1作が制作されました(内容は、コミックのVol.1のプロローグを除く部分です)。全編、アニメ化して欲しい作品です・・・・。