第21回「沈黙の艦隊」(コミック) | 新稀少堂日記

第21回「沈黙の艦隊」(コミック)

 第21回は、「沈黙の艦隊」(コミック)です。


物心がついたころから、週に一度か二度、夜中に目が覚めます。目覚めが極めて爽やかなのです。90分程度の睡眠なのですが、完熟睡がもとらすものでしょうか。その後、眠りを必要としませんし、日中眠くなることもありません。このような方は、私だけではないと思います。私は、35歳以降は、体質と割り切って、無理に寝ようとは考えなくなりました。


 そんな時に、朝まで過ごす方法の一つが、読書でした。40代以降は、長編コミックを読むようになりました。この「沈黙の艦隊」は、全32巻です。読みごたえがあります。そして、面白いのです。再読に値します。このコミックも、眠りを必要としない夜に、再読しました。


 海上自衛隊・潜水艦「やまなみ」は、圧潰し沈没します。海江田艦長以下、乗員70名は全員死亡・・・。しかし、これは新たな日本の幕開けでした。死亡したとされるクルーは、日本初の原子力潜水艦「シーバット」に乗艦するためでした。日本では、専守防衛を理由として、原子力潜水艦は保持できません。そのため、米第7艦隊に所属し、シーバットと呼ばれたのです。


 対潜水艦魚雷も、核ミサイルも搭載しています。海江田艦長以下クルーは、試験航海に乗り出します。しかし、海江田には、ある考えを持っていました。潜水艦を奪取し、潜水艦を国家とした独立体性を作ること。日本国にとってはクーデター、アメリカにとっては核を持った極めて危険な潜水艦です。


 海江田艦長は、シーバットという名前を、「やまと」と改称します。やまとの全世界を相手とした戦いが始まります。潜水艦対潜水艦、潜水艦対駆逐艦、戦闘だけではありません。極めて政治的な闘いが始まったのでス・・・・。


 加齢現象でしょうか。今年に入りましてから、90分睡眠が発現する頻度が減ってきました。平均睡眠時間は5時間程度だったのですが、よく眠るようになりました。最近では7時間程度眠っているのではないでしょうか。しかし、覚醒時の爽やかさは、ほとんど感じられません・・・・。