第34回「四国八十八ヶ所 五番札所 地蔵寺(じぞうじ)」 | 新稀少堂日記

第34回「四国八十八ヶ所 五番札所 地蔵寺(じぞうじ)」

 第34回は、「四国八十八ヶ所 五番札所 地蔵寺(じぞうじ)」です。日本で最も多く制作された仏像は地蔵です。子が親より早く亡くなることは、最大の罪でした。仏教と儒教が接点を持った段階で、「順逆の不孝」となりました。




 一方、親が経済的に親の都合で、「間引き」することは、江戸期以前には多く行なわれました。戦後では、社会的・経済的な理由により、堕胎することは珍しくなくなりました。無事出産した赤ちゃんと、ほぼ同数だと言われて、数十年経ちます・・・・。


 道徳的な問題は別にしまして、親にも悔悟があります。それが「水子地蔵」としての供養です。そして、不本意に、病気・事故などにより、子をなくした親の救済のために、そして亡くなった子のために、追悼するのが地蔵信仰です。やはり、地蔵菩薩を本尊とする寺は、八十八ヶ所には欠かせません。


 今日の予定は、ここまでです。明日の日程を、わずかでも楽にするため、5kmほど離れている六番札所への道を歩きました。遍路道は県道ですが、路線バスが走っています。あと2kmというところで、路線バスに乗り、徳島駅前のホテルに向かいました。


 徳島の友人と、軽い食事と軽く酒を飲みまして、ホテルに戻りましたのが、9時前です。連ドラ「CHANGE」の第3回を観ました。展開が早いのです。朝倉(木村拓哉さん)が、はやくも総理大臣になります。傀儡(かいらい)総理となるか、それとも、自己の信念を貫き日本の政治をいかにCHANGEするかというのが、今後のストーリーでしょうか。