第40回「四国八十八ヶ所 十番札所 切幡寺(きりはたじ)」 | 新稀少堂日記

第40回「四国八十八ヶ所 十番札所 切幡寺(きりはたじ)」



 第40回は、「四国八十八ヶ所 十番札所 切幡寺(きりはたじ)」です。4kmほど歩くと、札所の門前町にたどり着きます。道は登りとなっています。数件の旅館・民宿が並んでいます。更に登り続けますと、徳島自動車道の高架の下をくぐります。更に登り続けます。何時しか、高架より高い位置に来ていることに気付きます。


 自動車の退避カ箇所となっている木陰で一服します。汗が引いていくのが感じられます。わずかに歩きますと、札所の山門が見えます。一対の仁王像が出入り口の両側に建っています。門は新しく改修されたようです。


 境内を奥に向かって歩きますと、階段に突き当たります。333段と表示されています・・・・。これが辛いのです。既に随分歩いてきましたので、堪(こた)えるのです。踊り場で一度立ち止まった後、さらに登り続けます。本堂のエリアにたどり着きます。


 乗用車なら、ここまで来られますが、バスは無理なようです。ただ、傾斜はかなりあるようです。般若心経を読経していますと、50人ほどの団体が階段を下りてきます。大塔が更に上にあるのです。グループの方がおりきるのを待って、大塔に向かって登りました(段数としてはわずかです)。


 ここまでの登りが、よく分ります。吉野川とそれに連なる平野が一望できます。連続して、お遍路するのであれば、門前の旅館に一泊すると思いますが、今回は十番札所までと考えていましたので、さらに歩きます。十一番札所まで10kmです。十一番までは行きませんが、次回のため極力近づいておきたいからです。