第44回「橋下改革と、役人のいじましさ」(時事問題) | 新稀少堂日記

第44回「橋下改革と、役人のいじましさ」(時事問題)

 第44回は、「橋下改革と、役人のいじましさ」(時事問題)です。第28回の日記で、橋下改革につきまして、次のように書きました。「・・・・橋下知事の削減試案は、決して過激ではありません。負債の平均利息が2%としても、利払いだけで年間1,000億円必要です。・・・・・」


 今日、読売テレビ製作の「ミヤネ屋」で、橋下知事の府民へのメッセージを生中継していました。関東地区では、一時間ほどしか放送していませんので、ニュースでしか見られなかったと思います。


 1,100億円の削減は、「出血をとめる」という目的であり、5兆円にのぼる負債の削減にまではいかないとの認識を示しました。一方、府知事に対する抵抗勢力の代表は、府の職員であり、職員の利益代表であり、補助金を当てにしている市町村長であり、府議会の議員かと思います。


 大阪市長は、7億円の裏金を認め、3億円の返済する方向で考えている旨、表明しました。4億円につきましては、不問に付すとの表明でもあります。70数億円の補助金カットを、府知事が提案した訳ですが、補助金カットの先頭に立っている大阪市は、裏金問題に明確な、市民の納得のいく解決案を提示するべきです。


 府知事に反論していた教師も、専従の組合幹部も、テレビに映る限り、いじましさしか感じられません。さらに、長妻議員は、国家公務員のタクシー利用に当たり、ビール・つまみの提供とか、金券の供与を告発しています。長妻議員といえば、ミスター年金です。


 しかし、民主党代表の小沢氏が主張していた「国民年金(基礎年金)の全額税負担」は、あくまで弱者救済だけであり、国民全員に拡げるものではないと、主張しています。昨年の参院選挙での主張と、微妙に異なる発言です。年金の明確なビジョンを提示するのが、民主党に対する期待です。財務省役人(他の省庁の役人も同じでしょう)のいじましいビールたかりを追求することは、些事に属することです。


 財務省役人及び家族が、ご近所さんに肩身の狭い思いをするのは、稀なことではありません。奥さん、お子さん、お父さんのいじましさに負けないで下さい。普通のお父さんであれば、恥ずかしさで一杯のはずですが、そこがお役人です・・・・・。何度も繰り返します。