第9387回「朝松健編 神秘界 ノンフィクション6編、歴史編マイベスト3」 | 新稀少堂日記

第9387回「朝松健編 神秘界 ノンフィクション6編、歴史編マイベスト3」

 第9387回は、「朝松健編 神秘界 ノンフィクション6編、歴史編マイベスト3」です。ノンフィクションにつきましては、タイトルのみ取り上げることにします。


「ラヴクラフトの居る風景」 米沢嘉博著

「映画におけるクトゥルー神話」 鷲巣義明著

「ゲームにおけるクトゥルフ神話」 安田均著


「日本作家によるラヴクラフト・CTHULHU神話関連作品リスト」 久留賢治著

「クトゥルー神話コミックリスト」 星野智著

「ラヴクラフト作品/クトゥルー神話映画リスト」 青木淳著



 そして、小説部門全11編のベスト3につきましては、次のとおりです。なお、番号は順位ではありません。わずか11編ですが、傑作ぞろいです。URLを付しておきますので、興味がありましたら、アクセスしてください。


1. 「おどり喰い」山田正紀著

 神戸大空襲の夜、飢えた少年は何を体験したのか・・・・、そして、神戸大空襲に匹敵する災害とは・・・・、著者は読者を誘導していきます。

http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-12040660656.html


2. 「邪宗門伝来秘史(序)」田中啓文著

 フランシスコ・ザビエルの事績を追いながら、日本中世史の虚実が交錯します・・・・。

http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-12042622499.html


3.「五瓶劇場 戯場国邪神封陣」芦辺拓著

 歌舞伎の薀蓄とクトゥルフ神話・・・・、芦辺拓さんが不可思議な世界をつむぎだします。http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-12043639535.html


次点 「五月二十七日」神野オキナ著

 残りすべての中短編が次点でもいい作品群なのですが、あえてこの作品を押します(ただ、「聖ジェームズ病院」はひどすぎます)。首里城攻防戦を舞台に、日米両兵士の視点からクトゥルフ神話が語られます。

http://ameblo.jp/s-kishodo/entry-12040996584.html


 「歴史編」に続き、「現代編」を書き続ける予定です。


(追記) 「神秘界」について書いたブログに興味がありましたら、お手数ですがブログトップ左側にあります"ブログ内検索"欄に"神秘界"と御入力ください。