高架下
アスファルト
よれたダンボール
黒猫と子猫
秋葉原 上野間は、
廃絶されない体臭のようなものがそこかしこに残っている。
御徒町の高架下を、アートスポットとして開拓している動きがあるが、
これ、キレイにすればするほど、体臭がキツくなるような
不思議な景色が存在している。
侵略された景色に、興奮する。
侵略されつつも、わずかな抵抗があることに興奮する。
抗いきれないながら、捨てきれない意地や尊厳を守る姿はたまらなく素敵だと思う。
自然が優位になった時、
僕らは何に向かって抗って生きるのでしょうか。
受け入れて、
“そういうものだから”と、
生きていくのでしょうか。
守るため抗わず、抗いたいがため抗うことも、決して悪くはないでしょう。
全てのことに意味があり、
全てのことに意味がない。
風が気持ち良いね
と
疑念を捨てて伝えたい。
僕はホームレスは、嫌いじゃないんだ。