再アタックしましょう | おやじタイム♨

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今日もまったり、いい湯加減。みんなで癒やされましょう。


三角点おやじ


さて今回は「天覚山」三等三角点への再アタックです。


あえなく撤退を強いられた前回 の経験をいかし、装備も下調べも万全。

『山と高原地図』がGPS機能つきで表示される心強いアプリまでiphoneにしっかり導入済みです。



まずは山道へアプローチする林道の入口から。

心もち恐ろしげな雰囲気を醸していますが、気にしないことにします。






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入口のすぐ脇に道の名前を表示する看板がありました。

しかし草に覆われて読めません。


まあここが目的の道であれば名称はスルーです。






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のっけから急な上りが続きます。


私のバイクはMTBもどきなので、ファイナルギアは22×32Tと超ローです。

ロードバイクならほぼ確実に押し歩きのところですが、歩くようなスピードで乗ったままクリアできました。

プチ達成感を味わえるのでこれはこれで何気に楽しいです。





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林道の坂を上りきったと思われる辺りに山道の入口がありました。

見た目はなかなか険しそうですが迷わずINします。





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もともと「乗って上ろう」とは思っていませんでしたが、いきなりこの急斜面。

バイクを押し歩くこともできません。






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当然、担ぎます。


私の体重65kg+バイク14kg=79kg。

身長175cmで少し体格のいい人なら体重79kgくらい普通です。


なので「自分の体重は79kg」と思って歩けばこの状況も大したことはありません。






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急峻な上りが一段落したところで、ふと違和感を覚えました。

どうも頭の中の地図とは向かう方角が違います。

気になってGPSで確認すると・・・


やはり目的とは逆へ進んでいました。

痛恨です。


山道入口に「天覧山」を記してあったのを「天覚山」と読み違えたようです。






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やむなく来た道を戻ります。

上りは足もとしか見えませんが、下りは進む先の全部が視野に入ります。


って、ほとんど崖みたいじゃん。。。

自転車を担いだ姿勢で立木に体重を預けそろそろと前進。

我ながら器用です。






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いったん林道に引き返し、今度こそ正しい山道入口を見つけました。

天覧山ではありません。

ちゃんと「天覚山」と書いてあります。






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進行方向は下草に覆われて不気味感が漂います。

昨日降った雨のせいで一歩踏み込むとすでに脚はびしょ濡れ。

ここは気合いでバイクに跨りますが…







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50mほど進むとまたしてもこの急坂。

問題ありません、想定内です。






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当然、担ぎます。


ここで顔面を襲撃するヤブ蚊の対策としてjamさん直伝 のシーブリーズ塗りを試してみました。

すると効果テキメン!ちゃんと効きます。

すごい。

これはぜひ今後も活用させていただきます。






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体重79kgの自己暗示戦法はいいとして、担いだバイクのサドル部分が右肩に容赦なく食い込みます。

次回はバイク用の大型ストラップを用意すべきだと真剣に考えました。


ほどなく眺望の開けた場所に出ましたが、どうやらこの先は植林の密度が高いうえ、ほぼ崖のような急登が続いている様子なので、仕方なくここにバイクをデポすることにしました。






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念のため樹木に括りつけ、ここから歩いて進みます。






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判断は正解でした。

狭い・キツい・足場悪い、の三拍子揃った上りの連発です。

おまけに滑ること滑ること。。。






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そもそもテニスシューズで来たこと自体、山をナメているとしか言いようがありません。

コートを傷めないよう設計された靴底は、濡れた赤土や岩、木の根に全くといっていいほどグリップしてくれません。


テニスシューズで山へ行くのはやめましょう。






三角点おやじ

三角点おやじ


多少時間はかかりましたが、やっと頂上に到着です。

このとおり三角点もちゃんと写真に収めました。






三角点おやじ

眺望もなかなかです。

晴れていれば東京方面まで望めるかもしれません。

が、どうも天候が思わしくないようなので長居は無用。

ここは早々に退散します。






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それにしても、この斜面。

上りと下りでは斜度の印象が大違いです。

何回もずっこけて尻もちをつきました。


なるほど、ユニクロ短パンの下に履いてきたレーパンのクッションはこんな所でも役に立ちます。






三角点おやじ

「ひょぉ~、おっかねぇぇぇ!!」


デポしたバイクを回収してからは、キツい斜面でちょっと気を許すと私より先にバイクが下へ落ちて行きます。

(じつはこの写真を撮ったあと耐え切れずにバイクもろともズリ落ちました…)






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「うっひょぉぉ、怖っえぇぇぇ~!!」

山道入口に近いところまで戻っては来ましたが、右側はけっこうな斜面です。

ここでもバイクに乗ることなど到底できません。

通常はコンポーネント位置の関係でバイクを左側から押しますが、ここでは私自身が半分道を踏み外しながら右側を歩きます。



***



そして程なく林道に復帰できました。

おかげさまで再アタック成功です。


足もとを見ればスネやふくらはぎに無数の泥ハネと擦り傷。

なかなか‘険し楽しい’行程だったことにあらためて気づかされました。


帰途、お気に入りのラーメン店へ寄り道などしてトータルの走行距離はおよそ75km。

懸案だったバイク自体の基本性能も、ツーリング用としてそこそこ使えそうな感じです。




総じて、

本日は何かと収穫の多い一日でした。(笑)

次回は「山奥にある三角点」を意識しつつ、歩き・担ぎの対策を練ってみようかと思います。


コース選択も経験を積めばそのうちこなれてくるでしょう。

多くのライダーさんがブログ等で紹介されている里山グルメにも期待が膨らみます。

じつに山サイ、ビバです。


それではまた!!


posted by 東風