ファッション誌に載せていただきました。しかもアメリカの。 | さきじゅびより【文楽の太夫(声優)が文楽や歌舞伎、上方の事を解説します】by 豊竹咲寿太夫

 



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アメリカのAVESSAというファッション誌で、アンバサダーをつとめさせたいただいているKUDENさんが特集されました。


ということで、ファッション誌に載りました。


https://avessa.com/the-dance-of-eternity-winter-2023/


▲こちらからご覧いただけます。



有楽町で3月に上演する、ジブリの背景監督×曽根崎心中の公演は、海外での公演が予定されています。


人形浄瑠璃文楽はやはりその独自性から海外からの注目は高く、有名なところではスターウォーズに人形遣いの技術が使われていたり、他にもポールマッカートニーのミュージックビデオなどにも影響を与えています。


とはいえ、日本の中では芸能として認識され辛い状況です。


芸能をしています、演技をしています、と胸をはりたいのになかなかそうもいかないという現実です。


そもそも文楽という芸能は、演者個人個人にフォーカスをあてるというよりも、「物語」そのものにピントをあわせる性格を持っています。


なので、個人的な普及活動としては、文楽にはどのようなお芝居があるかということをメインに活動しています。



ですが、芸能として、やはり演者個々の認知度を上げることは、芸能である以上必須。



今年気の遠くなる年月ぶりに発売した「文楽名鑑」は、演者が発案して演者が舵取りをし演者がデザイナーや売店とやり取りをして企画を成立させたもの。



何せ、文楽の芸能事務所がない以上、マネージャーも存在しなければ、ブレーンも存在しない為、何かをすることに技術もノウハウもありません。





そんな中で、このように文楽の太夫として着物モデルをできるということ、ファッション誌に載せていただけるということは、文楽そのものを1人でも多くの人に知っていただける絶好のチャンスです。



普及活動の方法にはさまざまあると思います。

落語の方々や歌舞伎の方々のように、現代劇や映画で演技をすることもまたひとつです。

もちろん、自分自身もそういった挑戦はしていきたいと望んでいます。



結果、本業である大阪の文楽劇場と東京での舞台で、大勢のお客様に来ていただくことに繋がると考えています。



今回のような、KIMONO文化という視点から海外の方に目を向けていただく事が、再び日本の人が目を向けてくれるきっかけになる事実が、非常に嬉しく思います。






 

 

 

 

 

 

 



とよたけ・さきじゅだゆう:人形浄瑠璃文楽
 太夫
国立文楽劇場・国立劇場での隔月2週間から3週間の文楽
公演に主に出演。


その他、公演・イラスト(書籍掲載)・筆文字(書籍タイトルなど)・雑誌ゲスト・エッセイ連載など
オリジナルLINEスタンプ販売中

 

 

 


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