練馬駅の近くにTreesCafeという場所があります。
今日は、そこで「手前味噌仕込み会」がありました。
NPO法人の「トージバ」が行うものです。
TreesCafeは「コラボコミュニティ」なのだそうです。人と人がつながるコミュニティとしての場所。
そして「トージバ」は湯治場から来ています。ホームページの説明によると、「人が出会い、知恵、技術、個性を交換し合い、お互いを高め合っていく。
地域に密着した日常版「湯治場」を目指して、
トージバは生まれました。」なのだそうです。

おやまあ、私がやりたいことをやっている人たちの集まりみたい。

そう思って、喜んで出かけました。

TreesCafeは、とても素敵な空間でした。ほっとできる場所、という感じ。
私は小さい時から「のろま」で「ぼーっとしてる」って言われて、それを直さなくちゃとせかせかしながら仕事してるけど、「良いじゃないの、私は私なんだもの。そのままで良いじゃない」と、なんだか、めずらしくのんびりと考えられるような、そんな空間でした。

そしてはじめての味噌作り。
味噌は、地方によって色々な種類があるそうです。そんな説明を聞きつつ。
愛情込めて手でよく混ぜて、そしてじっくり、1年近く寝かせる。寝かせれば寝かせるほどおいしくなるそうです。

私は、福祉の仕事をしているくせに人見知りをするので初対面の人、初めての場所はかなり緊張します。
ところが、今日は全然緊張しなかった。
上に書いたみたいに、場所のあったかさのせいもあるのかもしれないけど、味噌作りって良い。
「町内会でやることもあるんですよ」とトージバの方。うん、それは良いかも。
初対面同士の人でも、一緒に味噌を作る中で自然と話をするようになって和気あいあいとしてくる。町内会みたいな場所でも、それはいいかもしれない。
そういえば私の友人が、福祉施設の職員研修で豆腐作りをして印象深かったといってたことがあるけど、何かを一緒に作ってこそ生まれてくる連帯感みたいなのってあるんだろうな。

TreesCafeは今はカフェとしては休止中で、主に今日みたいにイベントのために使っているらしい。
トージバの方が「福祉、教育、環境、色々な活動があるけど、全部つながってるはずですよね。一緒に色々やっていきましょうね」と言ってくださった。
ほんとほんと。
福祉というと、世間の人がなかなか理解してくれないと私は感じているけれど、逆に私は環境とか教育に属するといわれる分野にまだまだ疎いんだろうな。でもきっとやりたいことは同じはず。この場でいろんな人に出会えたら良いなと思います。

そしてTreesCafeの居心地の良さ。疲れたときには訪れて、「ふう」と一息つける場所になりそうな気がします。

こうじ
 こうじ

ゆでた大豆
 ゆでた大豆

1年寝かせてできあがった味噌
 1年寝かせてできあがった味噌