ハイエース 3Lのタイミングベルト交換。 | ~豚飼いと天ぷらカーと子育て~ 桜の山農場のブログ

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地域循環による豚飼い、無農薬有機農法による米作り、可能なエネルギーの自給、、を模索する日々のブログです。
生活の中で思い感じたこと、作ったものや息子の成長記録などを刻んでいけたらと思います。


先月、1kzのタイミングベルトの交換 ワークショップをしたそのすぐ後に、ちゃん山のハイエースがオーバーヒートを起こしました。



壬生さんと車を見に行ったら、なんとまさかのウォーターポンプからの水漏れ→冷却水不足→オーバーヒートのようでした。


上から水入れたらウォーターポンプの辺りからダバダバ水が漏れてたので、推理しました。






それぞれの予定が空いて部品の段取りがついた昨日、安芸太田町のちゃん山邸にて3Lエンジンのウォーターポンプ交換と合わせて、タイミングベルト交換を行いました。




まさか、こんなに早く復習する機会が来るとは、、、です。








あ、ちなみに彼の家もとても素敵な暮らしをしてて、煮炊きは薪で、電気も自給。






そして先日ワークショップ形式で作ったオンドルまで完備されてます。








オンドルはこの後、上塗りをして完成だそうです。


また冬に遊びに来なくてはです。






さて、車ですが。


運転席を外して、下についてる

①エアコンのコンプレッサーを外し。
②オルタネーターのテンションボルトと上下二本の固定されてるネジを緩めてベルトを外し
③オルタネーターが付いてる台座も17mmの4本のボルトを外してフリーにします。


↑オルタネーターの台座を外さないと、タイミングベルトのカバーが外せない為です。








こちらは助手席側。




パワステポンプの上下の固定ボルトを緩めて、ベルトを外します。 オルタネーターのように本体に振り幅があり、ベルトを張る構造です。



天ぷらシステムがあってムチャ作業しにくかったみたいですが、壬生さんが外してくれました。



その後、クランクプーリーに4本のボルトでパワステ用とエアコン用のプーリーが抱きつかせてあるので、、10mmのボルト4本を外してプーリーを2枚外します。


これでようやく、クランクに抱きつかせてあるプーリーにアプローチしやすくなります。









さて、ここでクランクプーリーまで外さなくてはいけなかったのは想定外だったらしく、プーリーを固定するための専用工具を即席で作ることに。


ロープの編み込みは何度かトライした事のあるワタクシが、ワイヤーの編み込みに挑戦。









なんとか形になり、両端を輪っかにしたワイヤーの完成です。


これでクランクプーリーを固定して、プーリーを固定してある19mmのボルトを緩めます。





ワイヤーの使い方は、固定し直したオルタネーターのプーリーとクランクプーリーに輪っかを引っ掛けて、クランクをゆっくり回してワイヤーを抱きつかせ、張るとプーリーが固定されるという仕組み。








19mmの鬼ラチェットにパイプを刺して、ワイヤーがプーリーにしっかり噛みついてることを確認しながらジワっと力をかけました。



ここはもの凄いトルクで締めあるボルトですが、なんとか外せました。








ここらでお昼の休憩タイム。







ちゃん山邸の前には綺麗な水が流れております。


羨ましいです。






さて、作業再開。



奇跡的にプーリー抜きを持って来ていたため、プーリーは簡単に抜け、、、ましたが、この狭い空間の中にプーリー抜きをセットするのがメチャクチャ大変でした。


フーリー抜きの先端にラチェットに付ける太めのソケットを噛ませてセットするのがポイントでした。   じゃないと、プーリー抜きの先端の方がクランクのネジ穴より細いので押せません。







抜けました。


これが、クランクに直で取り付けられているプーリーとボルトです。







タイミングベルトカバーに干渉している全てのパーツを外したので、いよいよタイミングベルトとご対面。







今回のタイミングベルト以外の交換部品。
オートテンショナー、アイドラー、ウォーターポンプ。


ベルト含め4点で9000円強だったそうです。






19mmのクランクボルトをもう一度つけて、レンチでクランクを回してカムプーリーと噴射ポンプのプーリーの合いマークの位置に合わせます。



その位置で修正ペンでベルトとカムプーリーに二ヶ所、クランクプーリーに一ヶ所のマークを打ちました。



前回のワークショップでは、なんでこの作業が必要かあまり意味を感じませんでしたが、今回この作業の大切さが身に沁みました。








オートテンショナーを緩めるとベルトの張りも緩まり、でもタイミングベルト外すのは中々に大変ですが、なんとか外れる。








そして、ウォーターポンプも外します。


こうなっては、どこのパッキンが飛んだのかは分かりませんが、今回のトラブルはここからの水漏れでした。


このトラブルを防ぐためには、定期的なタイミングベルトとウォーターポンプの交換と、エンジンをかけないで放置してる時間があまりに長いとこういったトラブルも起きる可能性が高くなるとのことでしたので、車の保管方法と。






さて、ウォーターポンプの当たり面に残ったパッキンをスクレーパーで剥ぎ、ペーパーで磨いてからゴミを洗い流し、しっかり乾かしてから新しいウォーターポンプを取り付けました。


今回のオーバーヒートのやうに、ウォーターポンプからのクーラント漏れは大きなトラブルに繋がるので、紙パッキンの両面に液体パッキンを塗って組み付けます。





さて、ついにタイミングベルト。



なんと、今回のタイミングベルトには前回のベルトにはあったマークがありませんでした。



前回は、カムの合いマークと噴射ポンプの合いマークのポイントにタイミングベルト側にも白いラインでマークが入っていたので、組み込む時にはそのラインを目印に組めました。




が、今回のタイミングベルトは真っ黒でマークは一切ありません。


ので、外したタイミングベルトに付けたマークを新しいタイミングベルトに移してマークします。

ベルトの山をピッタリ付けます、一山でもマークをズラしてはいけません。








新しいタイミングベルト、バッチリ組み込むことに成功しました。


組み込んだ後、軽くオートテンショナーのボルトを締めてクランクを正回転させるとベルトは張られました。


そこからカムの合いマークがもう一度来るまでクランクを回して、噴射ポンプの合いマークとクランクの合いマークもピタッと決まってるか確認してから、タイミングベルト、完成。



後は元来た道を帰るだけ。   でも、中々に険しい道でしたので帰るのも一苦労(笑)


特にクランクボルトの締め付け。
またワイヤーで固定してからボルトを締めていき、最後は緩めた時のトルクを思い出しながらそれより強くグオッと、、、
みんなで寄ってたかって締めました。


オルタネーターに掛かる二本のベルトを掛けるのが1番大変だったかな。  エアコンやパワステは割と簡単にかかりました。











今回も10時半ごろから始めて、なんとか日暮れ前に全ての作業が終了しました。


我々にレクチャーしながらキチンと仕事をやりきった壬生さん、さすがです。





ロケットストーブの暖かさが嬉しい季節になりました。


ちゃん山邸、とっても素敵な空間です。







地ビールや手作りビールをいただきながら、美味しいご飯をご馳走になって帰りました。



今回も、学び多き車イジリ、とっても楽しい時間でした。



またオンドルが完成したら、遊びに来なくてはです^_^