8年前にもこの題名でブログを書きました。
昨日、超久々に嫁さんと2人で広島デート、、のはずでしたが、長男が空気読まずについて来まして(笑)
嫁さんは午前中にリーディングという映画を見る予定があったので、その時間に急遽コンバートEVデロリアンのオーナー、藤井さんを訪ねました。
長男、スーパーカーの運転席に座る。
デロリアンの運転席に座れるなんて、中々に貴重な体験でしょう。
デロリアンはバックトゥーザ・フューチャーという映画でタイムマシンとして改造されたあの車ですと言えば、あーアレねと思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか。
映画の影響なのでしょうが、世界中にコアなファンがいらっしゃいます。
デロリアンは高級車であると同時に生産台数が極端に少ない希少車であり、またとてもマシントラブルも多い(らしい)車だそうです。
藤井さんもこの車のファンだったそうで、なんとかデロリアンを所有したいと色々知恵を出し、紆余曲折の末なんと事故車のデロリアンを入手して、そして「壊れないデロリアン」を作るために電気自動車に改造してしまったのです。
そのあたりの経緯は藤井さんがTEDxでお話しされてますので、ぜひリンクに飛んで聞いてみてください。
8年前に見た時との違いとしてまず、運転席のインパネが液晶に交換されていて、スピードメーターや電力消費&充電メーターやバッテリーやモーターの温度計、電圧計に電池残量と、分かりやすく表示されています。
カッコ良いし、システマチックでメチャすごいです。
そしてなんとこのEVデロリアン、中身のシステムは三菱の電気自動車のアイミーブなんです。
どゆこと?
って思いますよね。
↑16kwhのリチウムイオン電池と、オレンジ色が安全プラグ。
ここ数年で電気自動車の普及はかなり進んだと思います。それと同時に充電のインフラもだいぶ整ってきています。
EVデロリアンも、遠出した先で急速充電できるように、アイミーブのシステムを移送させた事により、安定したロングランと出先での急速充電が可能にアップグレードをされたとか。
できたら良いなとそりゃ思うだろうけど、本当にやってしまうのだから凄いです。
そもそも、マシントラブルが起こりやすい高級マシーンを手に入れて、部品を個人輸入して自身の手でEV化すれば維持費が安いよと言われたとしてもですよ、本気でその車が好きでもそこまでやりますか?
誰もそんな無茶なトライをやったことがない中で、デロリアンのコンバートEV化に成功した後も、、、
蓄電池を載せ替えたり、アイミーブのシステムを移送するというという前代未聞のチャレンジにも挑まれ、見事に成し遂げています。
僕はデロリアンという車のファンでもバックトゥーザ・フューチャーの信者でもないですが、不可能をチャレンジで乗り越えてきた見えない努力が沢山詰まったこの車が公道を走っている姿を見ると、本当に勇気が湧いてきます。
ワシもやらねば! と。
アイミーブのシステムを載っけてる時の様子を記録した藤井さんのブログはもぉ圧巻で、おすすめです。
長男、EVデロリアンで公道ドライブに連れてってもらいました。
これまた中々に貴重な体験と思います。
近くに停めてあったウチの天ぷらカーと並べていただき、本日の記念写真タイム。
リアから覗く高圧電源ケーブルがメチャカッコ良いです。
シビれます。
8年前と違い、いまは僕も電気自動車のオーナーです。しかも僕はミニキャブ・ミーブ 。
ミーブをバラして組み直した藤井さんには、電気自動車の先生のように現場で培われた知識が詰まってます。
僕のやりたいこと、やろうとしている事に的確にアドバイスを頂けました。
これまたとっても勉強になり、すごく楽しく幸せな時間でした。
そんな中で、ウチはミニキャブ・ミーブ の10.5kwhの蓄電池から夜間の家庭用の電源を引っ張り出したいと考えていました。
そしたら、藤井さんがこんな事例を教えていただけました。
なんと!
その手があったかーーー!!!!
と、衝撃と目からウロコとそこ思い付かんかったわーと言う悔しさと(笑)
と、思いきや。
以前にfacebookのグループでも宮木さんからアドバイス頂いていた話でした。
それはこんな話し。↓
坂本さん、自分は先に独立系発電から始めてEVの世界に入ったので、よく分かるのですが、もしかして坂本さんが実現したい事は、無理にCANを解析したり、駆動用リチウムイオン蓄電池から電力をアクセスしなくても出来ると思います。
先ず、電トラを安定して連続充電可能(1000W負荷に耐える)な、独立系発蓄電装置を作る。昼間は太陽光発電でEVへ蓄電してもいいし、充電する必要が無いときは、その装置で昼間は何処でも1000Wが使える。家に引き込むと、それでV2Hと同じです。パワーボックス要らないです。
4kWh/1日発電できたら、消費電力の小さな家庭ならオフグリットも可能な発電量です。後は、ミニキャブミーブの12V補助バッテリーを強化して(大きな荷台があるので、わたなべ さんの様に、そこに再生バッテリーを300Ahぐらい)並べる。駆動用バッテリー充電中は、その補機バッテリーも自動で充電されるし、キーを回すと駆動用バッテリーから14.7Vが掛かり強制充電可能。元々駆動用バッテリーは太陽光で充電しているので、そこからの電気が強化した補助バッテリーに送られて充電するだけ。再生エネルギー利用です。
夜間は、ミニキャブミーブ荷台上のその強化した補助バッテリーから電力を取ってV2Hする。小さな電力なら朝まで使っても、たぶん大丈夫です。
ねっ ‼︎ パワーボックスなんて、要らないです。PV2EV & V2H 実現です。
↑という内容でした。
当時は宮木さんから頂いたアドバイスを、ちゃんと理解してませんでしたが、これも直接お話しを伺ったということもあり、今なら全部理解できます。
藤井さんに教えてもらった事例も、
EVの電源をonにしたら、リチウムイオン充電池から補助バッテリーに14.7vが流れ充電される。
↓
充電されてる12vの補助バッテリーに2000wのインバーターをつけて100vをつくり、家庭で使用。
↓
1500wのパワーボックス 要らずでリチウムイオン充電池の電気を家庭用の100vとして利用できる。
というもの。
このやり方で、先日の北海道での地震による停電を無事に乗り切った方がいらっしゃるとのことでした。
我が家も、このシステムでうまく夜間の家庭の電気の自給がやれるんじゃないかと、ワクワクしてます。
ネット上での情報交換は圧倒的なスピードと情報量で沢山のことが知れるけど、やはりその道の方と直接会って話を聞くことが、改めて大切だなと感じました。
藤井さん、突然お尋ねしたにも関わらず、ご丁寧に対応してくださりありがとうございました、すんごく勉強になりました。
ぜひぜひ、また遊んでください!!