部屋をばりばりばり 始まった水漏れ修理  | KIKIとウインドサーフィンとハワイ移住のブログ

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ウインドサーファーとして夢見ていたハワイでの長期滞在
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米国の教育を受けさせることを心に決め、ハワイ移住
家族、仕事、療育・・乗り越えなくてはならない障壁は
多くその試行錯誤を綴っていきます

 

あれから3カ月 修理準備

 

日本で言えば、年度も押し詰まった3月最後の週末、

いよいよ大工事を始めます。

大工事、はちょっと大げさですが、

お正月にオウチにもどったら、

部屋中がびしゃびしゃになっていて、まさに衝撃的な水漏れ事故から始まった今年、

かれこれ3カ月経っています。

水漏れ原因調査に一カ月、

その後、復旧工事の見積もりだの

保険の調査員の査定作業だの、

であっという間に2月が終わり、

修理代金をみて腰が抜け、もう3月。

 

ずうっと凹んでいる訳に行かないから、

いよいよDIY修理の準備です。

 

 

 

 

 

 

計画では、床材はすべて剥がし尽くしてしまい、

始めは床下の除湿。

産業用の扇風機で、数日かけて乾かします。

一番の懸念は、カビ。

コンドミニアムの衛生ルールは厳しく、

カビが発生していれば、専門業者の除菌処理を求められてしまうけど、

これも自分でカビ取りします、と届けています。

 

玄関からダイニングまで、すべての家具を移動すると

それなりの広さの床が現れます。

床材のすべてに、番号を書いたマスキングテープをぺたりぺたり。

お部屋の半分ほどで71列、
それぞれが10枚ほどの板材が延べられているので、ざっと710枚。

 

 

 

 

 

 

リビング側に残した家具には、工事中もうもうと、埃が降り注いでしまうので、

フラットシーツですっぽりカバーして、

まるで夏の終わりにしばらく来ることもないサマーハウスの離れ支度、

といった風情になっています。

 

 

べりべりべり 解体開始

 

週末の朝、

お部屋のドアを、こんこん。

来てくれたのは友人のジャスティンと長男くん。

一緒に床直そう、と言ってくれたカーペンターです。

この3人で、大水に見舞われたお部屋をどうにかできるのか・・

やり始めてみてのお楽しみ状態です。

 

 

 

 

 

 

ますは、床材を押さえている壁下の巾木、ベースボード剝がしから始まります。

壁とベースボードのわずかな接面のパテ部分をナイフで切り、

隙間にトリムプラー(頑丈なヘラ)を差し入れて、

トンカチで思い切りガンガンピリピリ

大きな音がでます、ってセキュリティに届けておいて、よかった。

 

ある程度ベースボードが浮くと、

今度は、プライバー(バール)を壁側をてこにして、べりべりべり。

こんなことを日本の建材でしたら、みんな粉々になります。

そこは必要以上に頑丈なアメリカの建材、

バールが壁を支点にしていても、びくとも凹みません。

 

 

 

 

 

 

玄関からダイニングまでのベースボードが取り外されれば、

家具はなにもないので、いよいよ床材剥がし開始。

玄関側から順番に剥がし起こしていけば、

床材は、ぽんぽん弾けるはず、です。

 

 

床材が剥がせない・・

 

端っこから・・

トリムプラーのようなリフター工具を挿し入れて、

えいっ!

 

あれ

 

うんともすんとも。

仕方なく、場所を変え、タイル床と床材のジョイント材も引き抜いて、

その隙間から床材剥がしを試してみても、びくともせず。

どうやら、かなりの床板はほぞ切りの凸凹を組まれているだけではなくて、

べったり接着されているみたい。

 

 

 

 

 

 

ほぞ組みならぽんぽん外せるはずの床板も、接着されていると壊していくしかありません。

 

「困ったあ」

 

アタマを寄せ合ってうんうんしても妙案はでてくる訳もなく、

あまりに時間がかかりそうな床材全面剥がしを諦めます。

 

ワープ(盛り上がっている)床板部分だけ、くりぬくように切り出してみようか、と

こうなったら作戦変更。

ただし、

もし切り出した床板の裏、そしてその下のクッション、さらにはスラブ(コンクリート)に、

黒ずみが見えたら、

万事休します。

 

 

黒カビの恐怖

 

黒カビは健康の大敵。

発生していたら、それこそしばらく避難生活に追い込まれるから、

まさに、パンドラの箱、を開ける気分。

床材は見事に隙間なく、組まれているので、薄刃のカッターでほぞの凸部分まで一緒に、

片面を切り落としてみます。

最初の1片の床板を抜き出すのに、大汗あせる
固着したみたいにビドーだにしません。

 

トリムプラーを当てて、とんかちでがんがん。

微かに隙間が広がり始め、

動いたあ!

 

みんなで切り出した床板をののぞき込んで、

加えて、

くんくん。

カビ臭する? 顔を見合わせます。

 

「だいじょうぶじゃない」

 

 

 

 

 

 

床板の壁から対面の壁まで一直線の合わせ目をみんなで、カッターでぎりぎり。

力任せにほぞで組まれた厚みが20mm以上もある床材をぱしっ、と切り離します。

 

果たして、水にぷかぷか浮いてワープしてしまった床材部分は、

きれいに剥がされて、スラブの上に敷かれたクッション材が丸ハダカ。

ラクダのこぶのようだった盛り上がりの下に、

水は・・なし。

3カ月の間に、すっかり乾きました。

じわじわ蒸発していったにしても

全くカビの形跡もないのはちょっとびっくり。

 

 

 

 

 

 

もちろんスラブもすっかりカラカラ。

ほっと、しました。

 

実は、カビだらけだったら、

と一週間は避難を覚悟しています。

女子たちは、早々にバックパックを担いで、いってきまーす。

ワイキキのホテルに行けると聞いて、

KIKIはずいぶん前からるんるん。

 

オウチを追い出される、

というより単なるバケーションのつもり。

春休みが終わり、

祭日が続いた4学期がスタートし、

イースターのお休みは、ワイキキのホテル、だなんて。

 

「わたし、ついてる。」

 

KIKIはポジティブ思考です。

 

 

 

 

 

 

カビがないとなったら、

床材も、クッションも、殺菌処理もカビ落としも要りません。

全面床剥がしプロジェクトは、

たった3列の床材の補修、に舵を切ります。

 

それでも、床材そのもの、それにほぞの凹を割らずに、きれいに取り外すのは気を使うし、

ベースボードは、ばりばり玄関からほとんど剥がしちゃったから、

大工事と言えば、大工事。

それにオウチの中は、まだ水漏れ原因調査で、カベボコの大穴だらけ、です。

 

 

光が見えた

 

不幸中の幸いで、今週末に予定した、

床材剥がしと、復旧は目途が付きそうです。

 

 

 

 

 

 

キッチンも片づけちゃったし、

ダイニングテーブルも使えないし、

そもそも、

カビがあったらあぶないし、

とホテルに駆け込んじゃった女子たち。

 

思いがけない楽しい週末になったといっても、

オウチがポンコツで避難だから、

嬉しさ半分です。

それが、予想よりは良い方にゴロン。

おめでたいよね、

ということで、いつものバー”Chez Kenzo”でかんぱーいシャンパン

 

果たして、もう喜んじゃっていいのかは怪しいけど、

3カ月以上に渡ったストレスいっぱいの凸凹フロア生活も、

暗澹としたトンネルの先に光明が差します。

 

なにより、カビうじゃうじゃ、

なんて惨事は、避けられたみたい。

もうちょっとで平穏な生活に戻れそうです。

 

 

 

 

 

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