バスライドからのハイキング
週末もスイミングに、ズンバに、と忙しい女子たち。
海とか、山とか、にも繰り出したいけど、
予定がぎゅうぎゅうです。
それでも月一回は、経験の幅をひろげる機会があります。
Ｌｏｋａｈｉ Ｌｉｆｅ Ｈａｗａｉｉの月例会は、
ハンズオンで子どもたちの視野が広がるような企画がいっぱい。
アウトドア活動あり、
ワークショップ活動あり、
本当に多彩な領域に挑戦しています。
２月は、アロハスタジアムのスワップミート＆マーケットプレイスで
ポップアップスタンドを出し、
３月は、そろそろアラスカの海に帰っていくクジラの親子に会いにホエールワッチング、
そして４月は、
ダイヤモンドヘッドのハイキングです。
ハイキングに行くためには、
トレイルヘッドまで移動しなくちゃいけません。
いつも、すいーっとママやパパに、クルマでドロップオフ、
なんてらくちんばかりじゃ、社会実習にならないから、
この日は、公共交通機関に乗り方の練習からスタート。
「HOLOカードもった？」
みんな手に手にしているのが、Ｔｈｅ Ｂｕｓの年間パス”ＨＯＬＯカード”。
Ｄｉｓａｂｉｌｉｔｙ Ｋａｍａａｉｎａ （ローカルの障がい者）料金は、１年間乗り放題で、４５ドル（１回券は１．２５ドル、一日券は３ドル）です。
KIKIはもともと、スクールそれにチューターのミス・ファムとのＣＢＩ（社会実習）でＨＯＬＯカードユーザー。
もうすっかりバスライドはお任せ、なんてお顔をしているけど、
どの路線にのれば、どこに行けるのか、
なんて複雑系は、まだまだ修練が足りません。
みんなと降り立ったのは、
ＫＣＣキャンパス下、ダイヤモンドヘッドの麓のバス停です。
実は、このバス停、
KIKIが毎日登下校で、目にしているバス停で、
周囲の様子も見慣れた景色です。
トレイルヘッドまでの道程
いつも、クルマでピュー
と通り過ぎる坂道を、
みんとわいわい登山開始。
楽しくて坂道だって苦にならないかな。
ダイヤモンドヘッド登山、と言えば、
ほとんどの人は、
ビジターセンターまではクルマ。
今回はダイヤモンドヘッドに少し離れたバス停から、モニュメント敷地の中も徒歩。
クルマなら一瞬で通り過ぎてしまう、
カハラ展望台だの、
ダイヤモンドヘッドトンネルだの、
も、わちゃわちゃしながら、とことこ。
たどり着いた、ダイヤモンドヘッドトレイルヘッドが、まだ道程の半分に満ちません。
トレイルヘッドで合流してくれたのがオリーバーとステファニー、
ここから後半戦、みんなで賑やかに登ります。
あと半分、というよりは、このトレイルヘッドからが、本番です。
わいわいダイヤモンドヘッド登山
トレイルはじわりじわり、傾斜がつき始めます。
そして、道は細まって、
やがて、つづら折りに、
右に向かったり左に向かったり、
ダイヤモンドの裾野からくねくね高度を上げていきます。
最後は、まるで垂直登攀みたいなすごい急斜面。
はしゃぎながら登るKIKIたち、
いいところを見せたいのかな、
へこたれません。
そして視界が開けます。
さすがに疲れちゃったKIKI、
にこり
がでなくて、
ちょっとブー顔しています。
ほどなくして、またテンションがあがり、
周りを見る余裕がでてくると、
見渡すダイヤモンドヘッドからの景色にうっとり。
脚が重たくなっても、
このご褒美で、じゅうぶん贖ってもらえます。
それに、Ｌｏｋａｈｉの仲間と一緒に、
声をかけあって、励ましたり、励まされたりで登ってきたから、
よけいに嬉しくなります。
KIKIのダイヤモンドヘッド登山は、たぶん４回目。
ちっちゃな時にパパと一緒に登った時は、
ちょっと歩いては、
「あっこー」
連呼で、ほとんどパパにだっこされ登山。
スイミングのおかげかな、
アンヨもずいぶん逞しくなっています。
それに素晴らしいハワイの空と海と山々と、
に目を向けられるようになってきたのも、成長です。
きれいなものに感応したり、
自然を慈しんだり、
KIKIはそんな女の子になりました。
やっぱり帰りは怖い
ただし、
お調子に乗っちゃうのは、悪化の一途。
このアンヨ、どうして写り込むの？
それに、
行きは絶好調だったのに、
帰りは人が変わります。
もともと下りが苦手のKIKI、
絶壁のような下り階段で、足がすくみ、カラダがぐらぐら。
手すりにしがみつき、
ママに抱えられるようにして、
一歩一歩。
下山は登りの３倍くらいの時間をかけて、の大苦戦。
それも体験の一つで、
苦手なことを一生避けていられる訳でもありません。
それぞれの子どもたち、得意不得手があるけど、
毎月毎月のいろいろな体験は、自らを知る機会になります。
一緒に遊びたいご家族も、
こころより歓迎します。
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