時季外れのお花の公園はほぼ貸し切り
ゴールデンウィーク直前の２泊３日の伊豆への小旅行も、もうおしまい。
ばたばた戸締りをして、帰京します。
苺農園のアンティーが、
「もう桜は終わっちゃったけど、つつじがきれいかな」
教えてくれたのは、大室山の麓の公園。
そう言えば、数年前にお花見を楽しみました。
１３５号線から伊豆高原別荘地を突っ切って北上すると、
もう大室山の山裾をめぐって遠笠山に至る道路にぶつかります。
良く知るこの辺りの様子は、
バブルで活況を謳歌して、やがて寂しくなり、
ここ数年でまたちょっと賑やかさが戻ってきています。
巨大なプリンみたいな大室山に近づくと、
なだらかな大きな丘のように見える優しい山容。
それより、KIKIが反応したのは、やっぱりの、
富士山。
まだ雪が多く遠目でも峻厳さが伝わっています。
この時期は
桜は終わり、つつじも盛りを過ぎ、あじさいにはちょっと早く、と言うなんとも中途半端な季節。
伊豆高原のサマーハウスの周辺も遅咲きの八重桜が辛うじて花を残してくれていたけど、
やってきたのは、その名も”さくらの里”。
お花は残っているかな。
だーれもいません。
愛でるお花がまばらで、
ひろーい公園は手持ち無沙汰、という風情。
貸し切り状態の公園なんて、なんとも贅沢。
大室山から続く麓に広がる気持ちの良い空間で、
ピックニックに来たら楽しそう。
もちろんお花見の時期は、大変な人出で、
こんな閑散は、ちょっと外れた今の特権です。
中にはのんびり咲き残ってくれている八重桜だの、うこん桜だのがちらほら。
高原の一角、まだお花の色どりが待っていてくれました。
長いKIKIの不調
伊豆に来て嬉しかったのは、お花も然りだけど、
やっとKIKIが復調してくれたことです。
こじれて肺炎になったらタイヘン、とお薬も飲ませたものの、
まるで効かず、とうとうお咳は３週目に突入。
百日咳みたいになってきて、小児科に駆け込みます。
「治りかけているから、お薬なんていらないよ」
お医者さんの診たてごもっとも、とは言え、
時々咽て吐いてしまったり、とちょっと心配が続きます。
伊豆でのんびりしたKIKI、
やっとやっと平穏な時間が戻ってきました。
大事を取って、スイミングの練習はずっとスキップ。
「およぎたい」
さすがに３週間もプールに行っていなかったら、
KIKI、そうつぶやきました。
今週からそろり練習再開。
おうちからほど近い、目黒区民センターの屋内プールが練習場所で、
パパ一緒に行くよ、と聞いたKIKIは本当に嬉しそう。
ハワイに帰る直前になった練習再開
消毒の塩素のにおいが、すでになつかしいプールの入り口。
屋内の温水プールなのに２時間２００円と、さすが市民プールの手軽さ。
ラップスイミングのレーン、それに一方通行のレーンが２本、と
スイミングチームの練習レーンの混み混み具合とはまるで違って、すいすい。
ドボンと飛び込んだ（ダイビングはご法度です）KIKI、
ここに帰ってきた、と何とも安心の表情を見せます。
あまりに練習のブランクがあって、カラダはすっかり重くなってしまい、
ウォームアップの２００mでぜいぜい言っているKIKI。
大丈夫かなあ、とそれは心配。
パパも出張の度に、RＵＮが途絶えるので、
ホノルルでエクササイズ再開して数日はなんとも苦しい経験をします。
それでも、
初日からしっかり１Ｋｍほど泳ぎ込み、肩で息をしながらもにっこり。
きっとだんだんスピードも戻ってきます。
帰る直前まで長引いた不調も、やっと抜け出せたようです。
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