山空葉(サンクウバ)フラワー
岡嶋です
プロフィールは以下です
毎日店頭に立っていると、つくづく思うことがある、
特に女性に関しては年配と若者で花に対しての考えが
くっきり分かれている、二極化しているのだ、、
年配の方はクラシックなアイテムが好きだ、
バラやユリなどの鉄板アイテムをとにかくボリュームをつけて大きく見せることを重視してくる、、
対して若者は 定番アイテムより 希少でかわったものを好み、ボリュームを重視するというより、ほどよいサイズ感を好み、袋に入れて持ち歩くのが絵になるようなスタイルを好む、、
また年配の方は より日持ちにこだわる、、
長く日持ちする花が何かをよく熟知している、出来上がりのバランスより、花は固くつぼみであることにこだわる、自ら花の入っている冷蔵庫に身を乗り出し、
より奥の方にある花を取り出してくる、、われわれ花屋はつぼみの花を奥にしまうということはない、しかし、より奥に手を伸ばせばつぼみの花があるものだと思っているのだろう、、ロード オブ ザ リング のオープン二ングかってくらい必死に手を伸ばしてくる、、
対して若者は 花がつぼみだろうが、開いていようが、
出来上がりの見た目にこだわる、、自分がかわいいと感じるものが全てだ、、花屋としてのルールや常識は
一切通用しない、自分がいいと感じるものが全てであるため、選ぶ花がお供えで使うとされる種類や色合いでも気にしないことが多い、、
これは非常識に見えるが、ごく自然なことだ、
先人が作ったルールや常識はこうして若者によって変えられていくのだとつくづく思う、、
どちらが正解でどちらが不正解ということではない、
年配は年配の花の考えがあり、若者は若者で花の考えがある、花束をひとくくりにして考えているとかなり
危険だ、、年齢層に合わせてその人その世代に合わせた花を提案しなくてはならない、
これらのフラワーアレンジメントや花束には〝果実〝
が入っている、洋梨やリンゴ レモンスライスやライムスライス
年配の方は これらを見ると必ず言う
〝これ 食べれるの?〝………
た、食べるの?
いや、食べる気だ、、きっとこれらだけを抜き取って食べる気だ、、その目は費用対効果を大事にしている目だ、本気だ。
対して 若者はこれらを見て言う、、
〝本物みたい〝
本物です……
どちらが正解でも不正解でもない…のだ……