行政書士試験合格者(法学講座) | 法務事務所

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行政書士試験対策「法学講座」

 (公財)大阪市立センター


[受験番号]5310120

[合格年度]2019年度行政書士試験

[生年月日]昭和43年4月6日

[試験地]大阪府

[試験場]関西大学

[学習内容]法学講座(大阪)

[担当講師]アメブロ法務事務所

 

[受験番号]5310555

[合格年度]2019年度行政書士試験

[生年月日]昭和47年8月25日

[試験地]大阪府

[試験場]関西大学

[学習内容]法学講座(大阪)

[担当講師]アメブロ法務事務所

 

[個人情報(顔画像等)非表示]

 

最初の頃は、行政書士は入門資格という感覚で、テキストと過去問をやれば誰でも合格できる、という噂を鵜呑みにしいました。

 

しかし何年頑張ってもなかなか基準点を超えることが出来ませんでした。

 

資格の予備校で行政書士講座を受けていたときも、テキストをまずじっくりと解説され、授業でやった範囲を過去問を解き、繰り返し、といった勉強を続けていました。

 

(過去問が不用だとは思わないのですが、何年も受験していますと、過去問は数十回は繰り返してほぼ覚えてしまいます。)

 

ですから、法学講座を初めて受講したときは「⁇」というのが正直な感想です。

 

「⁇」と感じたのは、資格予備校の授業とは全く種類が違っていたからです。

 

年度ごとに、その年度の行政書士試験に適したカリキュラムを作成され、必要な問題を取捨選択されていると仰っていましたので、毎年同じカリキュラムではないのかもしれません。

 

私が受講していた2018年度と2019年度の法学講座では、他試験の問題から行政書士試験に出題されやすい条文・判例だけを解説されていましたので、

 

「こんなに単純な方法で本当に受かれるのか」

と半信半疑でしたし、他試験の問題集は行政書士試験には不用だとも感じていました。

 

なぜなら、行政書士試験に受かるには行政書士試験の過去問をしっかりやるべきだと、これまでは信じていたからです。

 

私がその方法でおそろしく長い年月ずっと不合格でも、これまでやり続けた方法を変えることには抵抗がありました。

 

そういった理由から、法学講座の授業に慣れるのに当初は苦労しました。

 

合格したからこそ言えることは、他試験の問題を解くことは、間違いなく行政書士試験の合格に繋がるということです。

 

問われ方の角度は異なったとしても、条文や判例の知識や考え方が同じ問題や、似たような問題が行政書士試験には多数出ますから、当然といえば当然です。

 

先生が仰っていたように、行政書士試験の問題を作っている方も同じ大学教授という仕事をされているということは、やはり問題も似通ってくるのだと思います。

 

こういったことは、受験生の時には考えませんでしたし、分かりませんでした。

現実に合格したからこそ、後から納得できることなんだと思います。

 

講座を受けていて厄介だったのは、行政書士試験に合格するために必要となる問題数が半端なく膨大だということです。

 

私のような社会人には、とても独学でなんとかなる分量ではありませんでした。

 

授業で仰るように行政書士試験には無駄な問題もあり、3割ぐらいは必要無いと思います。

 

しかしそれら不必要な問題を差し引いても、行政書士試験に合格するために必要な問題量はかなりの数となりますので、授業中に言われたように不用な問題は全て飛ばし、解き方もショートカットする先生の技を使いました。

 

この解き方をショートカットする、答えを出すことを優先する、解説の重要なポイントだけを覚える、という講義は非常に役立ちました。

 

この講義で教えて頂いた解き方と技が合格を決めたといっても過言ではありません。

 

例えば民法1問(選択肢は5つ)を解くのに5分、解説を理解するのに5分かかったとします。

そうすると民法で必要な300問ほどを一通り勉強するのに50時間も必要になります。

 

一通り勉強したぐらいでは頭に入らないので、5回、6回と繰り返すと、民法だけで250時間から300時間もかかってしまうことになります。

 

こうなると、1日に3時間勉強しても、4ヶ月ぐらいは民法だらけになってしまうわけです。

 

(2回目ぐらいからは時間をもっと短縮できると思いますが、私は民法が苦手でしたので、どうしても時間が必要でした。)

この効率が悪い勉強で本試験の得点は160から170点代で伸び悩み、毎年ギリギリのラインを飛び続けていた感じです。

 

不合格の最大の原因は、問題演習の量が少なかったことと、時間が足りないことによる復習不足からだと、受かってから分かりました。

 

問題演習の量を増やして、復習を繰り返えせば、必ず得点は上がります。

 

先生の講義の解き方を実践すると、この時間が一気に短くなり、民法で必要な300問ぐらいの問題を5回繰り返すのにかかった時間は80時間ほどしかありません。

 

ですから民法と行政法は講義を受けたことで、驚くほど楽に必要なポイントだけを復習できました。

 

気をつけていたのは地方自治法です。

先生が仰っていたように地自法は他の試験問題集はほとんど役に立ちません。

 

そのため、演習講座で解説して頂いた予想問題だけを本試験前の3日間だけ勉強し、効率よく3問中2問正解できました。

 

(憲法は授業で推薦されていた薄い問題集を本試験直前の1週間だけ繰り返して、5問中3問正解しました。昨年度の合格者の方もお話しされていたように、効率よく受かるには、憲法に時間をかけるのはあまり意味がないと思います。)

 

一般知識は演習講座で解説された予想問題と時事問題しかやっていませんが、合計で10問近く正解することができました。

覚えて解くのではなく、論理的に考えて解く、という先生の講義が上手くハマった感じがします。

 

全体を通して、本試験で問われやすいポイントを問題を解きながら解説して頂いたことで、

 

「何をやれば良いのか?」

「解説はどこまで理解するのか?」

「やらなくてもいい問題はどれか?」

「本試験ではどう問われるのか?」

「どうやれば得点が上がるのか?」

 

といった悩みや迷いがなくなりました。

 

また行政書士試験の過去問からもう一度出題されやすい問題や、過去問にはほとんど出ていなくても重要な問題をコンパクトにまとめて解説して頂いたことも効果的だったと感じています。

 

先生の授業を受けていますと、私が小学生の時に通っていた中学入試のための塾のような感覚を思い出します。

合格のためのポイントを指摘し、解説が分かりやすく、不必要なことは全て削る。

毎週末の講義時間はあっという間に終わってしまいます。

 

自分で復習しているときはなかなか時間も問題も進みませんから、講座を受講して本当に良かったと感じています。

 

合格する、ただそれだけのために、試験に出題されるポイントを徹底して教えて頂いたことで、これまで長年何をやっても受からなかった私がようやく合格できたことを心から感謝しています。

(村田憲康 法学講座)

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