人生で初めての経験から得た教訓 | サントレスSantresオフィシャルブログ 烏丸五条スペインバル 電話  075-351-2133

人生で初めての経験から得た教訓

コロナ禍で世界のほとんどの国で人々の自由な行動は制限されて経済や文化スポーツと人の営みが止まってしまった。

緊急事態宣言の発令、営業自粛の要請。

飲食店は軒並み休業か、テイクアウトのみの営業を余儀なくされて、まさにテイクアウト元年の様相。

約2ヶ月間出来る事はなんでもしてきたつもりです。

経営者として試される期間となりました。普段よりスピード重視トップダウンが多かったと思います。

4月4日には周年イベントを中断して、来客営業を取りやめ、持ち帰り営業に切り替え、各種助成金の申し込み、政策金融国庫の融資を決め、期限付き酒販免許の申請、前売り商品券の販売、そうざい製造業許可の取得、ウーバー登録、MKデリバリーを開始など、日々戦争のようでした。泥棒にも入られ現金盗まれたりもしました。

そんな中色んな事を考える機会になりました。

何の為に仕事をしているのか、サービス業とは何か、お客様は何に価値を感じて来店してくださるのか、本当に支えてくれている人は誰なのか、協力業者さんの有り難さ。

特にお酒の持ち帰り販売で、普段3,000円で売っているワインを市場価格の1,500円で販売。普段はそれより1,500円多く頂いていますが、その分の1,500円価値とはなんなのか、飲食サービスでその1,500円分の価値を提供してなければぼったくりです。
行きたくない店にはいかなくなる個の時代の到来です。
中の人間はメニューの商品を売る事を仕事と思ってしまいがちですが、当たり前と思ってるいる飲食店原価3割で粗利7割の意味をしっかり考えないと存在価値が無くなります。

当たり前だったことの意味をより深く考える事が出き良い機会になりました。


コロナ後の世の中を想像して、作戦を立てメニューや、サービス、仕組みを変革させようとしてますが、一番大事な本質の部分はお客様の期待以上の価値の提供を追求していくしかこれからも生き残る方法は無いと思います。

無駄なものをそぎ落として、新たにお店を立ち上げるくらいの準備の為一旦閉店します。29日から再開致します。

多分しばらくバタバタ模索の日々となると思いますが、3月に採用した新人アルバイトさんもようやく出勤です。コロナ危機で得た教訓を生かして良い空間をつくります。お楽しみに〜(^^)