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コロナ後の飲食業界を考えて

コロナ自粛のテイクアウト期間約2ヶ月後の営業再開に際してアブラモスはメニューを改変しました。

理由は大きく2つ

ひとつは席数を減らすとともに、経済的にネガティブな状態が続く事が予想されるので、いかに早く、いかに効率よくサービスの提供ができるかが鍵だと考えたから。
料理やサービスの提供スピードのアップと同時にサービスの質を上げるしかも少人数でという課題のクリアの為。


もう一つはコロナ後のお客様の嗜好や行動の変化に対応しようとしました。
少人数での来店がメインになると予測、大皿の取り分けより、個人個人が好きなものを自分用に選ぶ傾向が強まると考えました。

テイクアウト営業してたので、元々売上が無い状態、思い切ってキッチンの設備の入れ替えや、選べる前菜とメインとデザートを軸に、3つの価格帯の手軽なバルメニューに改編。準備試作など一気にやりました。

通常営業しながらなら数週間かそれ以上かかる作業を1週間くらいでやれました。


上手くいっているところもありまが、スタッフが変化に追いつくのが必死なのと、予想通り小グループの利用は多くなりましたが、意外にも、今までのように盛り合わせを分けて召し上がられる傾向はあまり変わりません。

もっと他人とお皿を共有するのを避けるかと思いましたが、簡単には食の習慣は変わらないのか、そもそも食事を共にするというのは互いの親近感を高める活動、相手に合わす事を好む国民性があるのかなと感じています。

さもすればどんどん日本の居酒屋いたせり尽くせりスタイルになり、どんな店のメニューも似たようなものになりがちなので、理想はアブラモスから自分のお皿は自分の好きなもの頼むスタイルがもう少し浸透させたいなと、食の自由さ、楽しさをもっと提供したいと思います。