ここ最近、うつ病のCMをよく目にする。
その分、身近に感じる人も増えてきた。
でも、どれだけ有名になっても…
精神科へ通う人間に対する世の目は冷たい。
身近になり過ぎた分、心無い言葉も増えた。
勇気を出してカミングアウトしても
「お前もかよ。最近そうゆうの聞き慣れた。」
まるで、《聞き飽きた》とも聞こえる一言。
だけど、そんな人に限って多い。
「そんななる前に誰かに言やいいのに。」
「お前が弱いから。」
「そんなん心意気次第で何とでもなる。」
知ってるんですか?分かってるんですか?
その一言が、より一層、負担になっていること。
「誰かに言やいい」?
誰に言うんですか?誰が聞いてくれるんですか?
誰にも言えないんです。
貴方だって、聞いてなんてくれないでしょう?
「弱いだけ」?
そうです、弱いです。
だけど、人を傷つけてしまうような冗談を平然と言って、“自分を傷つけるな”と虚勢を張っている貴方の方が、弱いんじゃないですか?
「心意気次第」?
そんな簡単なことなら、こんな病気は存在していない。
そういう一言が、負担なの。
苦しいの。もう、やめて…。
そんな風に言うくらいなら、私の前から去って。