ダルマガエル・秋の観察会を開催しました! | 伊尾・小谷たえクラブ(広島県世羅郡)

ダルマガエル・秋の観察会を開催しました!

10月20日(金)

9時から12時の3時間

世羅東小学校の4年生22名と

引率の先生方3名、ならびに

広島市安佐動物公園の職員さん4名。

さらに

伊尾・小谷たえクラブのメンバー

5名を加えた総勢34名で

ダルマガエルの生息状況の確認作業を

実施しました。

 

 

連日の雨のため

田んぼは水浸しでしたが

観察会の日は久々の青天で

気持ちの良い天気に恵まれました。

 

■久々に青空が見えた小谷地区

 

ちなみに

ダルマガエルを保護している

地元の法人についてですが

一部、手刈りを行った稲を櫨干しします。

自然乾燥のお米は美味しいですからね。

 

今年は

「移動櫨干し車」を導入し

晴れた日に倉庫から搬出して画像のように

天日干しをしています。

なかなかユニークですね!

 

■移動櫨干し車

 

 

 

さて

その観察会ですが

稲刈り後の田んぼに入って

ダルマガエルはもとより

すべてのカエルを捕獲し

生息数のカウントを行います。

 

 

通常は

観察会の朝に稲刈りを実施しますが

連日の雨の影響で稲刈りは2日前の

10月18日に行いました。

 

■広島市安佐動物公園の職員さん(右から林さん・梅田さん・棚田さん・久保さん)

 

 

観察会を行うにあたって

世羅東小学校の生徒さんに事前にレクチャーを行いました。

 

 

・指定された田んぼに入って一定の時間内に

捕獲可能なカエルをすべて捕獲すること

 

・捕獲したカエルは決められたケースに集めること

・ケースのカエルは観察ののち、元の田んぼに戻すこと

 

等など

 

 

生徒さんは目的や方法などを聞いたのち

田んぼに入りました。

 

■捕獲作業の様子

 

 

画像のように

中腰での捕獲のため

けっこう足腰が鍛えられます。

しかし

大人にはちょっと厳しい作業でも

子供たちにはワイワイ!と楽しそう。

ぬかるんだ田んぼで泥だらけになりながらも

たくさん捕獲できました。

 

 

捕獲したカエルはその後

大型のケースに移されました。

 

 

 

種類別にしたあとに

動物園の職員さんが計測して

記録をしていきます。

地道な作業ですが絶滅危惧種の保護には

欠かせない行程です。

毎年のことですが

そのご苦労に頭が下がります。

 

 

 

観察されたデータは

安佐動物公園が持ち帰り

研究、分析に活用されます。

 

絶滅危惧種の保護は

様々な方面の方々のご苦労によって

支えられています。

 

 

ちなみに

ダルマガエルを保護している

田んぼで採れたお米は

「ダルマガエル米」の名称で

販売しています。

広島市安佐動物公園の売店では

2Kgのサイズで販売する予定です。

 

 

どうぞご利用ください。