もてぎエンデューロ(後編) | ロードで遅く走ってもいいじゃない

ロードで遅く走ってもいいじゃない

ロードバイクで起こったあれこれをメインにダラダラ書いていきます。
荒川CRをメインに、飯能や奥多摩方面に登りに行ったりしています。

天高く馬肥ゆる秋
紅葉色付く秋の空、栃木と茨城の県境の山奥に突如現れるサーキット、ツインリンクもてぎにライダー達の熱い吐息とラチェット音がこだまする。

F1グランプリの古舘伊知郎のナレーション風にしてみましたがイマイチかな?
さ~くチーム
カキさんチーム
さて前回のつづき
ミズさんがピットインしてきて、とうとう私の番が回ってきました。

チホさんがミズさんから計測器を取り外し、私に取り付けます。
ピットレーンを走り出し、心拍数をチェックするとレースに興味ないとか言っておきながら結構早めだ。なんだワクワクしてるんじゃん。

ピットレーンを出て本線に合流し暫く下り、立体交差が見えてきました。アレをくぐり登りが始まると本格的にレーススタートと言った感じになります。

多分、私が頑張れば入賞は難しくても10位くらいは狙えるかも?とりあえずはノルマの2周走って12位をキープすることが最低条件だな・・・2周10km程度か、ちょっと頑張っちゃおうかな!

さぁ下りは終わりだ。
俺たちの
俺のもてぎエンデューロが

今

始まる!!(ビキィッ)

いたっ!いだだだだだだっ!!!
うぎゃぁぁぁ足、足攣った!

ええぇっ?このタイミングで足攣るの?(レースなのにアップもストレッチもしていない、写真撮影で長時間爪先立ちしてた)
とりあえず最初の登りは騙し騙し登ったけど、これ最後まで持つかな?登り切るとずっと下り、終盤にちょっとした登りがあります。1周目は何とか悪化せず走り切りホームストレートで次交代の合図を出します。
2周目の登りもやり過ごして一安心と思ったら下りの途中で足がピクピク痙攣し始める。
頼む、あとちょっと持って!終盤の軽い登りの直前にとうとう限界突破

いだだだだだ!

耐え切れず片足ペダリングになり、どんどん追い抜かれていきます・・・やっばいな〜コレ絶対チホさんに怒られる(ふるえ
やっとの思いでピットインし、覆面ライダーXと交代。
チホさん「も〜16位になっちゃったじゃん!」
さ〜く「うわ〜ん、ごめんなさ〜い」

休憩も兼ねて軽くストレッチをしていると

???「さ〜くさん」
さ〜く「ん?だれ?お〜店長じゃん!」

お馴染みのショップの店長と遭遇しました。

さ〜く「あれ?店長も参加してんの?」
店長「7時間の方にね」
さ〜く「お〜、それにしてもこの人混みの中、よく見つけられたね」
店長「赤黒のジャージだから直ぐに分かったよ」

うるせぇ



そんなやり取りを済ませピット側に移動し、状況を見守っていると

???「お疲れ様です」
さ〜く「あ、Keiさん!お疲れ様〜」

最近チームに入った新メンバーKeiさんです。もてぎエンデューロには我々がゴールした後にスタートとなる、2時間エンデューロ総合に参加します。
ソロで参加するだけあってめちゃくちゃ速いです。

そうこうしている内にローテーションの2回目の順番が回ってきました。一応ストレッチして痛みは無くなりましたが、いつ再発するか分からない。2周だけでいいので持って!

チホさん「今13位だから、せめて現状維持ね!」
カキさん「無理せず自分のペースで安全に回ってきて下さい」
さ〜く「了解です」

全力は出せないけどまぁまぁのペースで走ります。登坂能力の低い私でも登坂中に10人以上抜いたりと参加者のレベル差って結構ありそう?
その後は丁度いいペースの集団の最後尾に乗っかったりしながら1周目終了。
2周目も同じ様に集団にタダ乗りしてると、最後の軽い登りで痙攣が、ペースを気持ち緩めて何とかピットイン。
どうやら13位はキープできた模様。
その後、覆面ライダーX→チホさん→ミズさんと走り、ここで4時間エンデューロ終了。お疲れ様でしたぱちぱち。

私達のチームは最終的に12位となりました。
どっかのバカが足攣らなければ10位いけましたね。

なおきさん、カキさん、ヒロエさん親子チームは4位でしたスゲー。流石に走れる人揃えただけはあります。
4時間エンデューロ組みはこれで撤収。真岡のファミレスで皆んなで食事をしながらの反省会。来年は3位目指そうとかカキさんやる気満々。
私は消化不良だったけど満足かな。また超ゆるポタチームが必要になったら参加します。
この時点で7時間エンデューロが終了しておりショップの店長チームは男女混合4位でしたスゲー。


食事も終わり後は帰るだけ、ミズさんには毎度ご迷惑をおかけします。運転お願いします。
色々あったけど総合的には楽しい1日でし・・・ん?メッセージが飛んできました。

Keiさん「ラスト10分で落車に巻き込まれて10分ほど気絶してました」

え?何それ?大丈夫なの?
どうやらヘルメットが割れるくらいの事故だったらしく、何人か巻き込まれ骨折者も出たとか。
Keiさんは無事に運転して帰宅できたそうで一安心。

レースの楽しさと怖さを実感した1日でした。