いつもの森を散歩していた秋のこと

わたしの少し前を歩いていらっしゃったご夫婦が、「あれが〝ふうの木〟だよ」とお話されているのを聞き、その木を見上げた


大きく、美しいその木は、まるで森を見守っているかのようだった



ひと目で惹かれた

全て包み込んでくれるような大きさを感じた



あれから、時々足を運ぶ

季節の移り変わりの中で、〝ふうの木〟も少しずつ変わっていく
それでも、〝彼〟は、どっしりと構えている


そうありたいな…と思うようになった


時には、願いを打ち明けたり
時には、「元気でね」と話しかけたり

自然は、不思議です

私たちが生まれるずっと前から、そこで
たくさんの人と「時の流れ」を見つめてきた

雨風にも耐え、おひさまを受け入れて
どんどん大きく強くなる
その様子をしっかりと感じることができる

人も同じだ…と思う


人生の時間は、〝彼〟とは比べものにならないけれど…一生懸命生きることが、自分自身の強さになる




昨日も〝彼〟と会話したよ


すっかり葉っぱもなくなったけど、より強く見えた

大きな枝が…多分台風な強風の日にだろうか、はっきりと折れていることに気づき、まるで友人が傷を負ったかのような気持ちになった

痛々しい傷を負っていたとしても
〝彼〟は、変わらない

また新しいエネルギーを与えてくれたよ





わたしも…強くありたいと思う

大切な人たち、わたしを信じてくださる方たちを
包み込めるように…

日々強くなれればと思う





寒い冬だからこそ見えるものがある




心を整えて「今日」を丁寧に過ごそう

自分と向き合い、想いを強く持ちながらクローバー



強い願いは、きっと叶うよ





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