You're my cozy... | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

「誕生日、おめでとう。今日からタメだな、」




そう翔ちゃんが僕に言ってくれてから1カ月



毎年の同い年期間がもうすぐ終わっちゃう

実質、何が変わるって訳じゃないけどさ


なんていうか

『同じ歳』

ってさ

それだけでちょっと距離が近い気がするんだよね




目の前の愛おしい横顔にそっと近付いて




ちゅ・・・っ、




ゆっくりと唇で触れて

また見つめる



あぁ、やっぱり好きだな、って思って

胸がキュってして

もう一度触れたくなって




ちゅ・・・




今度は少し長めに触れた





ポン、って後頭部に重みがかかって


顔を上げると

優しい顔の翔ちゃんが僕のことを見つめてた




「あ・・・、ごめん起こしちゃった、」




そう言うと翔ちゃんは『ふっ、』って笑って

ベッドのスプリングを軋ませて




チュ・・・




僕の唇にあったかい唇を重ねた





「もぉすぐ同級生じゃなくなっちゃうね、」




離れた翔ちゃんに言ったら




「また11カ月、次へのお楽しみが続くな、」




って、

僕の髪を指で梳いて

おでこにまた唇を押し付けた



うん・・・

そっか

そうだね




また1年、次の同い年期間まで一緒に楽しく過ごそうね

大好きだよ