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Discostar★Love 4
#134/Side-A
「実はもうバレてたりする。」
翔ちゃんが耳元で囁いた。
「えっっ!」
慌ててマロを見たら、ふふふ、って意味ありげに笑われた。
「えっっ!」
だって、マロも翔ちゃんのこと気になってるんじゃなかったの??
「雅紀、驚き過ぎw」
翔ちゃんがおれの頭をポンポンして笑って
「サクライさんかぁっこいいよねぇ、
そりゃぁ相葉くんも惚れちゃうよねぇ〜、」
って、マロがテーブルに右手を伸ばして
寝ちゃいそうなくらい体を横に倒しながらふふふふって笑ってる。
「え、まって、え??」
だっておれの中ではマロは翔ちゃんが好きで。
翔ちゃんもまんざらじゃなくて。
おれはそんな2人にモヤモヤしてたのに。
「僕、相葉くんがサクライさんのこと好きなんじゃないかってピンと来ちゃったんだよね。」
起き上がったマロが翔ちゃんの手を取って
おれの手を取って
テーブルの上で重ねて
その上にマロの両手を乗せた。
「確かめたくなってちょっといじわるしちゃった。ゴメンなさい。」
犬だったら耳が水平になっちゃってるだろうなっていうくらい申し訳なさそうに言うから
「・・・まぁ、いいよ、いいよ!くふふっ、
でももうヤメロよな!」
って許して、
「ぅわぁん、相葉くん、」
って両手を広げてハグしに来たマロに
「じゃあココお前の奢りね?くふふふっ!」
って、マロのおでこに伝票を押し付けた。