バリ島、サヌールでの生活、つづきです。
2012年12月12日~12月31日
~バリ島・サヌール編~
サヌールの朝。
ゆっくり起きてだらだらと朝支度開始。
移動もなく、特に予定のない日は時間を気にせず、ゆっくりのんびりできるからうれしい。
青く澄み渡る空。心地よい風。
とっても気持ちがいい朝。
朝食を食べにお宿のレストランへ。
ビュッフェスタイル!
フライドライス/ヌードルなどのインドネシア料理を始め、野菜スープ、ベーコン、パン、ポテト、フレッシュ
フルーツ、珈琲にジュースなどなど盛りだくさんの料理が並ぶ。
卵は注文すると目の前で焼いてくれる。私たちはオムレツを注文した。
う~ん、朝から幸せね~。
こじんまりとしたお宿のVilla Puri Ayu、宿泊客は欧米人のカップルや家族ずれが数組いるのみ。
ちょうどお隣に座っていた年配のご夫婦のだんなさんと目が合い、にっこり。
「気持ちがいい朝ですね~♪」
ふと、すぐ隣にあるプールの壁を何かが走る抜ける。
???
木が揺れている。
???
リスだ。
「あれ、何!?」
奥さんが不思議そうにたずねてきた。
「リスですよ。」
「あ~、リスなのね。」
う~ん、のどかね~。
今日は一日ゆっくりのんびりしようと決めていた。
まずはビーチタオルを借りてビーチへ出かけた。
私達のお宿のビーチチェアはビーチ近くのお土産屋さんの前の木陰ににこじんまりとあった。
隣では地元のおばちゃんたちがマッサージ屋さんを開いていた。
昨日見た豪華な巨大な高級ホテルの優雅なビーチパラソルやビーチチェアにはほど遠いが、ぜいたくは
いえない。
横になってくつろぐ。
雨期のバリ島、雲はあるものの、青空が見える。
サヌールの海はとても静か。
静かに打ち寄せる波の音と木の葉を揺らす心地よい風の音以外は何も聞こえない。
ビーチチェアに寝っ転がって読書を楽しむ。
ぼーっと海を眺める。
特に何もない、特に何もしない・・・
いや、私に言わせれば目の前に青い海と青い空が広がっていて、そんな素敵な空間の中で
ただ何も考えず、時間が流れるのをゆっくりと感じている・・・
これほどの贅沢はないと思うのだ。
何も考えなくてもいい。
何かを感じるだけ。
無・・・
何か分からないが私の心の奥深くにある、
とても大切なものを見つけたような、感じるような、そんなひととき。
日本に帰国してから、この感覚、ないな・・・
たあとふたりでよく話す旅の思い出の話。
私たち二人は楽しかった思い出とともに、この何かが恋しくなっているのかもしれない。
素晴らしい、壮大な、雄大なものを見たり感じたりした時の感動はとても大きかった。
でも、何気ない、ふとしたひと時に、何気なく感じた時の、あの気持ち。
これも私達夫婦にとってはかけがえのない思い出となっていることが多かったりする。
今、こうして何気なく送っている日本での生活も、あとで振り返ったら「あの時は…」なんて、
とても思い出深いものになっているのかもしれないな。
しばらくビーチでくつろいだ後、お宿に戻った。
敷地内にあるいくつかのプール。
みんな出かけているのか、誰もおらず貸切状態。私たちで二人占め♪
泳いではのんびりビーチチェアでくつろぎ、本を読む。
お腹が空いてきた・・・
着替えて出かけるのも億劫だし、このままのんびりしていたかったので、お宿のレストランで食べることに。
夜ごはんは今夜もワルン「Mama Ptu」で安くておいしいインドネシア料理を食べる予定だったので、
お昼ごはんはちょっとちがうものを…
オージーハンバーガーとビーフサンドウィッチをいただく。
水着を着たまま、プールサイドでね♪
これがまたものすごくおいしくて最高!バリ島は何を食べてもおいしい。
お昼ごはんの後も引き続きプールで泳いだり、くつろいだり。
夕方頃になってだろうか、ひとり、ふたり・・・・宿泊客が増えてきた。
そして、気がつくとインドネシア人の人だろうか、男性ひとりに女性を6人くらい引き連れた(さらに赤ちゃんもひとり)団体が来て騒がしくなる。
女の人は皆服を着たままプールに入って(宗教的なことだと思う)おおはしゃぎ、
読書するにもくつろぐにも少々にぎやかになりすぎたので部屋に戻ることにした。
そして夜暗くなって再びお腹が空いてきた・・・
ワルン「Mama Ptu」へ繰り出す。
お店のお兄ちゃんが私達のことを覚えていてくれて笑顔で迎えてくれる。
たあはミゴレン・スペシャル(サテイ2本付き)、私はチキンライスヌードルをいただく。
今夜も旨い!
そして。
今夜もサヌールの夜はゆっくりと更けてゆく。
1日は世界共通で24時間と決まっている。
だが、ここインドネシアでの時間の流れは何かが違う。
心豊かに穏やかに過ごす一日。
そして、これこそが、私達夫婦が求める最高の贅沢なんだと思う。
<ゆか>
ここのところ100位あたりに転落…ぼちぼち頑張っとります。
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