不登校で一喜一憂しない心を持つ親になるにはどうしたらいいでしょうか? | 低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

低学年との信頼関係の作り方:学童保育支援員さとさん

学童保育18年ベテラン指導員さとさんが学童保育生活向上のためのスキル・テクニックを実践する中で確信している小学低学年の子どもとの信頼関係の作り方をお伝えします。

お疲れ様です。子育てコーチング協会インストラクターのさとさんです。

 

不登校で悩んでいるママの投稿で、「一喜一憂」しない心を持つにはどうしたらいいでしょうか?とあったな。

 

おそらく常に動じず、平常心で対応できるママになりたいんだろうな。

 

それほど、子どもの言動に心揺さぶられているんだよね。

 

 

 

 結論

 

一喜一憂しない心はお勧めしません。

 

それよりも、一喜一憂に振り回されない自分になっていくことをお勧めします。
 


「一喜一憂」自体は、ごく自然な感情のことだもんね。

 

喜んだり心配したりする感情の揺れが、ジェットコースター並みで疲れてしまっていることが、苦しさの原因じゃないのかなって思う。

 

 

 

 感情の波の高さ 

 

子どもが不登校になって数年たったママ・パパからもよく聞きます。

 

「あきらめたつもりでいるのに…」

「受け入れたつもりなのに…」

 

こんなことを書いているさとさんですが、やっぱり心が揺れることがあります。

 

動揺することもあれば、怒りがわいてしまうことも。

 

自分が自分にかける言葉が自分を責めたり自分に怒っているということに気づいてから、少しずつ心が揺れ方が変わってきた感覚でいます。

 

波が小さくなった。

波が増幅されることが少なくなった。

 

さとさん的には、波がゼロになるのは、感情的に死んでしまっているものと同じなような気がして、それは嫌。

 

感情の揺れは、自分への言葉がけ次第で、増幅することもあれば、穏やかになっていくこともある。

 

その穏やかにしていく方法を身につけたんです。

 

 

 考えていること感じていること

 

自分を少し離れたところから見る感覚。

 

小難しくいうと「メタ認知」。

 

メタ認知で検索すると、山ほど書籍出てくるね。

 

メタ認知(metacognition)とは、「認知していることを認知すること」を意味する心理学用語です。自分自身の認知活動(考える、感じる、記憶する、判断するなど)を客観的にとらえ、評価した上で制御する能力を指します。

 

もう少しわかりやすく言うとね。

 

自分に気づく


こんなことで何が変わるの?と思う方もいるよね。

 

さとさんの実体験を書きますね。

 


 

出勤する車の中で、毎日イライラしていた。

 

あいつが来たから、うまくいかなくなったんだ。わしは悪くない。でも、言い返さないからわかってもらえない。わしが悪いんだろうか…

 

いや、言っても取り合ってもらえない。もう、わしは必要とされる存在じゃないのか?そんなことはない。わしがいるから…

 

それもこれも、あいつのせいだ。

 

頭の中が常に忙しくて、凹んだり怒ったりしていた。出勤前だけじゃなくて、一日中こんな調子。

 

おなかの奥の方がグーっとなって、時々静電気が頭から下に向かって足先まで降りていくような嫌な感覚もやってくる。

 

とにかくしんどくてね。

 

こんな調子だから、何かを言うとトゲが出まくっていた。返ってくる言葉も当然攻撃的で、それに対して戦ってた。

 

もうしんどくて…

 

ある日、車に乗って仕事に向かった。同じような思考がぐるぐるしている。突然、やってきた。

 

あれ、わし怒ってるな。

 

自分を自分で見つめた瞬間だった。

 

そこから、イライラが少し遠のいて、怒っている自分を自覚できるようになった。

 


 

仕事で自分を客観的に見ることを常に意識していたんだけど、こと自分のことになると見れなかったんだなって思ったなー。

 

その後、仕事をやめることになって、子育てコーチング協会で学ぶことにした。

 

そこで知ったのが「気づく」ことの大切さ。

 

 自分の感情に気づく

 

一喜一憂することに振り回されなくなったのには、自分の感情に気づくことがとても大きかった。

 

特にさとさんは、自分の感情に気づくことが苦手でした。今でこそ、体の感覚とか、なんとなくの感情を眺めることができるけど、自分がイライラしていたり嫌な気分になっていることすら、分からなかった重症者でした。

 

何を感じているのか…なんて、なんのことだかさっぱり分からず、何を考えていることだけを見ていたな。

 

子どものこころのコーチング講座を受講して、初めて自分が何を感じているのかを見つめたんだ。

 

それでも、その講座の時には????ばかり浮かんでいてね。

 

 

本当にこの「3つのきく」はすごくてね。

 

子育てに悩み苦しんでいるママ・パパに知ってほしい。

 

そして、「気づく」というのは3つ目の「きく:聴く」。

 

こころの声を聴くって、なんかスピリチュアル系?とか思ってしまうかもしれないけど。

 

車の中で自分に気づいた経験をしたのは、この講座に出会う前でした。

 

この講座で「こころの声を聴く」ことを学び、怒っている自分が一体何を感じていたのか、振り返ってさらに気づきました。

 

認めてもらえないことで悔しさや悲しさがあふれてきて、怒りをぶつけていたんだなって。

 

講座で学んだことをきっかけに、子育ての中でも自分の感情に気づくことが増えてきた。

 

子どもの言葉・行動にイライラしていたのは、自分の感情を自分で否定して来てたからだったんだ…ってことに気づき始めたんです。

 

きっと、自分自身のことを知らなかったんだよな。

 

 

 

 いいお母さんよりも

 

一喜一憂しない、常に冷静、正確な判断、優しく寄り添う…とか、色々理想の母親像はあると思う。

 

だけど、それを目指すと子育ては苦行でしかないと本気で思う。

 

いいお母さんよりも、幸せなお母さん。

 

ママがしあわせなら、子どももしあわせ。

 

これは、子育てをあきらめていることでは全然なくてね。

 

むしろ、子どもの心に安心感を育てる子育て。

 

そういう土台があるからこそ、子どももその子らしく育っていく。

 

それと同時に、親自身も育てられていく。

 

そういうことなんだなって、思います。

 

子育ては本当に大変。

 

でも、親が自分らしく子育てをして、子どもと向き合っていくことができたなら、一喜一憂しない心よりもずっと素晴らしいものを手に入れられるよ。

 

 

 募集中の講座

 

 

6/8.6/9(土日)広島市開催

子どものこころのコーチング講座

 
「3つのきく」を学びます。
 

7/6.7/7(土日)名古屋市開催

家族のこころのコーチング講座

 

「4つのタイプ」を学びます。

 

 もうすぐ募集

 

 


 

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