金融庁公認会計士審査会「監査事務所検査結果事例集」と監査役等から会計監査人に対する質問例の公表 | 日米公認会計士・日米税理士・公認不正検査士・行政書士·国家公務員1種試験経済職合格者福留聡のブログ

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日米公認会計士・日米税理士・公認不正検査士・行政書士·登録政治資金監査人・国家公務員1種試験経済職合格者 福留 聡が会計、税務、監査、政治、経済、経営、時事、主催の東京法律会計士業交流会等含め記事にします。


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金融庁公認会計士審査会が「監査事務所検査結果事例集」と監査役等から会計監査人に対する質問例を公表しています。
http://www.fsa.go.jp/cpaaob/shinsakensa/kouhyou/20150721.html

「監査事務所検査結果事例集」は金融庁公認会計士審査会が監査法人、公認会計士事務所の品質管理レビューをした結果の指摘事例をまとめて解説したものであり、これを読めば監査法人、公認会計士事務所が金融庁公認会計士審査会のレビューポイントや監査で注意するポイントがわかる。

今回のこの事例集を読むと、特に最高経営責任者の責任、多くの中小事務所監査法人が最高経営責任者の個人事務所の延長であり、最高経営責任者への牽制、内部統制が効いていない、品質管理責任を自覚していない、これまでパートナー経験がないパートナーが多く知識、実務経験不足等の指摘が目立っており、多くの中小監査法人がこれら指摘にあてはまるため、今後中小監査法人が生き残ること、個人事務所との兼業が難しくなってきていることを感じさせる。

下記監査役等から会計監査人に対する質問例ですが、これを理解して質問し、監査法人を有効に牽制監視するには、会計監査実務経験がある、公認会計士の監査役以外は難しいですしょうね。
http://www.fsa.go.jp/cpaaob/shinsakensa/kouhyou/20150721/02.pdf