一般には「何だって良いんだよ〜！」と言われちゃう ２ストバイクのギアオイル。。。
４ストのエンジンオイルと違って、「シリンダー＆ピストンの潤滑は２ストオイルに任せて、ミッションとクラッチだけ考えればOK！」という ユル〜イ感じの要求ですから。。
「何でも良い」と言われても仕方ないです。
でも、あのAMAスーパークロスで、特に４スト４５０マシンのクラッチがレース終盤で「タッチの変化を起こす」という問題点を汲み上げて、『ハードな使用にもクラッチがへこたれないオイル』として開発された AMSOIL ダートバイクオイルのことを思い起こしちゃいます。
ミッションこそ「何でもOK」かも知れんけど、クラッチのことを考えれば、より良い選択というのもアリじゃない？？
しかも、開発時の対象となったバイクはCRF450Rだし。ギアオイル別体の筈だし。
ということで、オススメするのがコチラ。
ドミネーター２ストオイルとダートバイクオイルの組み合わせです。
さて、ここからはオマケの話です。
我が愛車であるファンティックの２スト５０は、ミナレリの AM6エンジンにレース用のシリンダー＆ピストンキットを組み込んだものになっています。
オリジナルの AM6 の指定は、 10W-30の４ストエンジンオイルとなっていた筈ですが、先日、ネットで同じエンジンの Aprilia RS50 のサービスマニュアルを発見。内容を確認してみました。
すると、ギアオイルは AGIP Gear Oil Gear Synth 75W-90 が指定になっていました。（推奨？かな。。）
AGIP Gear Oil Gear Synth 75W-90 は、75W-90 とあるように、ギアオイルとしての規格を有するギアオイルです。
オートバイ用としてJASOのMAなど湿式クラッチへの対応規格は確認できませんでした。
しかも、ギアオイルとしてはGL-4やGL-5の基準を満たすものだそうです！
GL-4やGL-5って、かなりのものですよね。
AMSOILの４ストエンジンオイルは、いずれもGL-4や5を要求するところには使ってくれるな、と書いています。
もちろん、AMSOILにもGL-5規格のギアオイルはあります。当然、ギアオイルとしては優れていますが、湿式クラッチへの悪影響が懸念されるので、オートバイには使わないようにと言われています。
AGIP Gear Oil Gear Synth 75W-90 って、GL-5とオートバイの湿式クラッチ用の特性を両立した最強のギアオイルなんかな？？
パートナーシップ契約による「大人の事情」ってやつかな？？
シランケド（笑）
やっぱり、自分はダートバイクオイルを使おう。