今日もお疲れ様です

先月 新宿の小田急百貨店の本屋さんの入口付近にプーさんグッズコーナーと プーさんの本が数冊売られているのが目に留まり
手に取って見たら

枡野俊明さん×プーさん とのコラボ本で即買い


最近出た本かと思いきや

2016年3月30日発行の本でした


枡野さんの本も数冊持っていますが
曹洞宗 徳雄山建功寺の住職でもあり
多摩美大の教授でもあり 庭園デザイナーでもある
特殊なお方

彼の紡ぐ言葉も心に染み入りやすく好きなんですが


目次を除く8〜191頁にカラフルで可愛い
プーさんの色んなタッチのイラストが描かれていて絵と文字とダブルで楽しめる1冊になっています

第1章は
今日1日を大切に生きるためのことば

第2章は
悩んだり、落ち込んだりしたら、読みたい言葉

第3章は
シンプルに生きるための言葉

第4章は
人付き合いがラクになる言葉
で構成されていています



見開き2ページで

1頁には 分かりやすいメッセージと

もう1頁には それに絡めた禅語とその解釈がセットになっているんですが


禅語で  へぇ〜って思った言葉が


啐啄同時(そったくどうじ)

『啐』は雛が殻の中からつつくこと。

『啄』は親鳥が外から殻を破ること。

これらが同時に行われ、雛は誕生します。

〜以下 省略〜


今まで 考えたこともありませんでした。

雛が卵の中で自ら殻をつついていること

そして親鳥も同時に外からつつく共同作業によって殻を破り誕生していることを・・・


両方がつつき合うタイミングの大切さから

何事もタイミングを考えよう  と言う
メッセージに繋がっているんですが
タイミングを逃さずにキャッチするって
自分が普段から何に意識をおいて過ごしているかとか 自分に許可を与えて行動に移す一歩を踏み出す勇気が持てるかとか 色々な事柄が絡んできますが  (タイミングを考える)+ (1日の中で自分が何について一番考えている時間が多いのか)を意識し 悩みや辛いことよりも 自分が楽しいと思えることに意識を向けられる様に考えていくのも大切だなぁと 思ってみたり・・・した2018年でした





さて前回の記事で 元不良の友達から声がかかり
会いに行ってきま〜す〜と投稿しましたが
とても とても楽しい時間を過ごすことが出来ました


その時のことをかなり特殊な私の高校時代の回顧と共に記事に書きかけ下書きに入れていたんですが あまりに長すぎボツにしてしまいました


彼女とは中3の時に出会い 一緒に光GENJIのコンサートに行ったり卒業前には仲良しグループでコテージを貸し切りお泊まり会をしたこともあるくらい仲が良く高校でも同じクラスになったんですが その後 彼女は不良の道に走り退学学校しました


辞める頃には シンナー依存も強くなっていて
感情の起伏も激しくなっていたし
大人である教師も  当時16才だった私も どうすることも出来なかった



彼女は大人に反発する生き方を選び
当時の私は母の余命が限られていたこともあり
大人の期待に応える路線に走ってしまった

二人の間に深い溝が出来たのを感じ 
退学を止められなかった無力さも感じ
数年間は定期的に夢にも出てきていたほど


19歳で結婚し20歳で母親になった彼女は
みんなより早く大人になり

随分経ってから再会した時は 溝はすっかり無くなっていて うれしかった

そして 彼女が退学したことを後悔しているのを知った時

『あの時 引っ叩いてでも辞めさせへんかったらよかったっ』って伝えたんです




そのやり取りから数年が経ち
 
最近 彼女から 私が言ったその言葉のことを覚えているか聞かれ 更に

『あの時 引っ叩いてでも 止めてくれていたら良かったのに。でも あの時の私は引っ叩き返して辞めていたと思うけどなっ    笑』って


それを聞いた時 色んな人の気持ちの代弁を耳にした様な気がしました

世の中 綺麗事だけじゃなく
どうにもならない時やことって
たくさん あるから


なんかね

時に人を救おうとして
親身になって言葉をかけたとしても

その時 相手が鉄の鎧を身に纏っていたら
その言葉は相手にしみこまない水の様

水は喉を潤してくれたり
汚れたものを綺麗に洗い流してくれたりもするけれど

良かれと思ってかけた言葉の水は
時に 相手の鉄の鎧を錆びさせる



でも 鉄の鎧は重いし 何かを寄せ付けない方法での身の守り方ってしんどい面もあるから いつまでも身に纏っておけるものでもないと思うし

錆びを丁寧に落とし
熱を加えれば鉄の鎧は 形を変えたりもするし

鉄から流れ出たものが 鉄分として 相手に力を与えることだってあるから

どんなタイミングで
何が どう 変化していくか わからない

でも やっぱり 自分の意思の部分が大きいんだろうなぁと

自分が納得しないと 人は前には進まない気がするから


そんな彼女からのプレゼント

エスティシャンとなり サロンを立ち上げ
人を綺麗にし癒すお仕事をしています

先週は共通の友達と大勢で会っていたけれど
彼女の周囲への気配り力は感動レベルで
本当に素敵な大人の女性になったなぁと


カチンときたら 言いたいことはハッキリと言う彼女らしさも残しつつ 
彼女が選んだ選択の一つ一つが未来の幸せに繋がっていたことが 友達の一人として純粋に嬉しかったです

^_^


今日はどよんり曇り空だけれど
昨日の朝 通勤途中に咲いていた冬の陽射しを気持ち良さそうに浴びている花フォトです