Timothy Lottes氏(※1)が彼のブログでPS4とXboxについてコメント:
PS4についてPS4に興奮すべき本当の理由は、ソニーがプラットフォームとしてのOSやシステムライブラリをどのようなものとしたかであり、PS4専用のゲームを開発するにあたって、ソニーの1stパーティ・スタジオにどんなことが可能になるかということだ。
PS4がlibGCM(※2)のようなローレベルへのアクセス権を持つリアルタイムOSを備えているのであれば、PS4の1stパーティの作品はPCに対して何年も先に行っているのだ。ただ単に、GPUの本来の性能を使うことができるという理由で。
PS4とPCとの差は、ロンチ時にすぐに明らかにはならないないことには注意してほしい。だがロンチ後、PS4の開発者向けツールがそろいさえすれば、この差は現実のものとなるだろう。ハードレベルまで知っているPC技術者として、ハードが本来出せる性能を死ぬほどに知りつつも、しかしMSとハードベンダはPCのAPIでGPUへのローレベルのでアクセスを決して許さないために、その性能を使うことができない。そうしたフラストレーションをこれまでもずっと感じてきた。
簡単な例を一つ挙げると、PCで「drawcalls」を行うと、コンソールでのlibGCMスタイルのAPIを使った場合に比べて、およそ10倍~100倍のオーバーヘッドがかかるのだ。
NS:
Societyandreligion PS4 won the Xbox 720 battle with Windows 8?訳注:
※1:エンジニア。FXAA(ポストプロセスのアンチエイリアス処理の技法)の父とも呼ばれる。
※2:PS3のライブラリ。RSXへのローレベルアクセスを行う。
みらい的コメント:
追記したXboxについてのパートですが、エントリをわけました。 「みらい的コメント」が専らXboxについての、少々長いものになってしまったためです。
お手数ですが、よろしくお願いします。
記事内容についてコメントしますと、妥当な推測だと思います。
他デバイスとの競争上、ローレベルへのアクセスが可能であることが専用機の重要な優位性であるとSCE関係者は度々言及しています。デベロッパからも、SCEがローレベルへのアクセスを推奨(容認?)しているとのコメントが出ていました。
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